感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
55
“二ひきは、頭の上にふうせんをただよわせたまま、レタスとルバーブのしげみをぬけて、バタバタはしりました。” 表紙に一目惚れして手に取ったけど、3つともとても可愛らしいお話だった。ドールハウスの中のベッドでぐっすり寝てしまうねずみの兄妹。人間から買った(?)ふうせんで冒険をするはりねずみともぐら。干し草で作った家で暮らす、のねずみとうさぎとめんどり。人間との遭遇に少しハラハラしながらも、頂いたものにはちゃんとお礼をする律儀さ。動物たちからのお返しを「ようせいがきてくれた」と思わずに、気付いてあげて〜(笑)2020/10/10
anne@灯れ松明の火
34
遠い方の新着棚で。予備知識なく、でも、なんか良さそうと思って。連作短編集かと思ったが、独立した3つのお話。どれも、小さな生き物が生き生きと描かれている。そして、人間の世界もちらちらと出てきて、上手に共存しているのがわかる。何だかノスタルジックな、昔懐かしい気がすると思ったら、作者アリソン・アトリーさんは1884年生まれ。これはリメイク版? 三話目のオチが素敵だった♪ 訳は上條由美子さん、挿絵は東郷なりささん。2020/10/19
こゆ
21
小4に読み聞かせ。小動物たちの小さな冒険と、悪い人も動物も出てこないほんわかした物語集。2023/06/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
表題の『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 はりねずみともぐらはこっそり風船売りのおばさんから風船を買います。(お金はちゃんと置いてきました)体に巻き付けたところで強風で飛ばされてしまいます。落ちたところは人間の畑の中…。『 小さな人形の家 / のねずみとうさぎと小さな白いめんどり 』の2作品も。2021/04/23
マツユキ
15
妖精の家を見つけたねずみの兄弟、風船を手に入れたはりねずみともぐら、一緒に住むことになったのねずみとうさぎとめんどり。小さな動物の冒険に、はらはらしつつ、ほっこり。服を着ていたり、お金を使ったりのファンタジーが生きていて、絵も可愛らしい作品でした。2023/05/13