感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
86
カヌーの旅、めちゃくちゃ素敵!水が怖いあたしには絶対無理だけど。。。とにかく写真が綺麗。どこにも行けない今、本を開くとどこにでも行け心は常にウキウキ♪2021/05/18
とよぽん
63
カヌーで3週間の旅をするウェインさんに大竹さんが同行。北米大陸のノースウッズでは、5月にようやく湖水の氷が解けてカヌーで渡ることができる。大竹英洋さんによる写真が実に美しい。森の一部のように旅をするウェインさんの自然観が素晴らしいと思う。花々が一斉に咲き始める春、多分1年で一番うれしい季節なのだろう。2024/08/31
たまきら
31
美しい写真を見ているとおしりがジリジリしてきます。ああ~旅に出たい!身を切られそうに寒い、遮られることのない風がふきつける湖…そして美しい魚。うわあ…食べたいなあ。読みながら延々ため息をついていたので、家族はあきれていたかも。2021/02/16
ykshzk(虎猫図案房)
30
また一人あこがれの人を見つけてしまった。この本に出てくるウェインさんである。普段は大工、春と秋にカヌーで3週間旅をする。昔ながらの木のカヌーと自作のトネリコのパドルで。森の歴史を知り、糞から動物が分かり、その食事が季節ごとに変わることも知っている。冒険家とかカヌーイストだとかいうのではなく、自分の普通の暮らしとして、そういう風なのだ。そして、いたって普通のことのように川の絶壁に描かれた古代の人の壁画を見たり、お気に入りの場所を見つけてそこで数日読書をしたり散歩したり。幸せを知っているひとだと思う。著者も。2024/09/01
P太郎 ̄(=∵=) ̄
22
薄くて写真がたくさんある本ですが、写真から木の香りがしてきそうな、深く考えたくなる本でした。北米ノースウッズの春の森をカヌーで巡る20日ほどの旅。ジャックパインの若木の森は苔が生えていない。「20年前、山火事で燃えてしまったんだよ」ジャックパインの松ぼっくりは、炎で熱くなると松かさが開いて種をまくそうで、20年前の雷で一斉に芽を出した松の森だった。「森は止まってるように見えるけど、いつも動き続けているんだ」🌳🌲2024/04/14