出版社内容情報
北欧ノルウェーの最北部、地球のてっぺん近くに住む少数民族のきょうだい、リーセとラッセの一年の暮らしをあたたかく描く。北欧ノルウェーの北のほう、地球のてっぺんに近い北極圏のあたりに住む少数民族の子どものきょうだい、リーセとラッセが、この絵本の主人公です。長い冬の間も、ふざけて遊ぶのが大好きな二人は、家族と犬やトナカイたちと楽しく過ごします。そして、あたたかくなると家族と離れて、村の学校に通います。夏がくる前には、また家族と海辺へ放牧の旅へと出る二人の一年の暮らしを、北極圏を旅したドーレア夫妻があたたかく描きます。
イングリ・パーリン・ドーレア[イングリ・パーリン・ドーレア]
著・文・その他
上條由美子[カミジョウユミコ]
翻訳
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
51
クリスマスが近いからだろさろう、プレゼント向けの絵本が沢山出ていて外は寒いが心がほっこりする絵やストーリー。この作品も素敵な絵。文字は若干多目。2018/11/16
☆よいこ
47
ラップランドの子どもが、トナカイたちと遊び学ぶ姿が描かれる絵本。お兄ちゃんのラッセ・ラップと妹のラッペ・リーセはとても仲良し。それぞれ自分のトナカイをもっている。春と秋にふたりは村の学校へ行く。オーロラの国での自由で楽しい子ども達の姿がほほえましい。▽男の子がかぶる花の形の青い帽子が可愛い。巻頭に「ラップ」の説明あり。「ラップ」はノルウェー・スウェーデン・フィンランド、ロシアのコラ半島の北部に暮らす「サーミ」の人たちをさす言葉で、独特の文化をもつ人たちのよう。絵は可愛いが、話はわりと単調で長い。2018/12/04
就寝30分前
32
パソコンで彼らの写真を見ながら1ページずつじっくり読んだ。サーミ人、初めて知る人々。民族?衣装が美しい。過酷な自然環境の中では、人は色彩感覚に磨きがかかるのだろうか。2019/01/24
gtn
25
ラップの人たちが、飼っているトナカイの一匹一匹に名前を付け、トナカイと遊び、トナカイの肉を食う。ラップの人たちもトナカイと同様、大自然の一員。2021/08/07
ツキノ
21
(E-502)なんといってもこの絵の魅力!ノルウェーの一番北、ラップランドに住むラッセとリーセの兄妹を中心とした人々のくらしを描く。著者イングリ・ラッセルの祖国のノルウェーの話。ラグンヒルとアストリッド王女に捧げられている。2018/11/30
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