出版社内容情報
雪の東海道、山科から京都手前。座禅を組むこしあん和尚に出会ったあさたろうは、その言葉にある決断を下します。雪の東海道、山科から京都手前。旅を続けるあさたろう、にきち、こももさんの前に、座禅を組むこしあん和尚が現れ、禅問答をしかけます。前作で、きゅうりのきゅうべえを自らのねぎ汁でやっつけた後、「己とはなんぞや」と悩み始めたあさたろう。こしあん和尚の言葉に触発されて、故郷へ帰る決断をします。三条大橋の手前で、商人の財布を狙うかぶらぐみを退治した後、草津の追分に戻って、中山道から故郷の秩父を目指します。
飯野和好[イイノカズヨシ]
飯野和好 1947年、埼玉県秩父に生まれる。生家の農家の様子は『むかでのいしゃむかえ』(福音館書店)に、子ども時代の体験は『ハのハの小天狗』(ほるぷ出版)に描かれている。セツ・モードセミナーでイラストレーションを学んだ後、雑誌「an・an」の「気むずかしやのピエロットのものがたり」でデビュー。「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店)の「その1」で、第49回小学館児童出版文化賞、『みずくみに』(小峰書店)で第20回日本絵本賞、「小さなスズナ姫」シリーズ(クレヨンハウス)で第11回赤い鳥さしえ賞を受賞。絵本に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『月見草の花嫁?佐賀民話の語りより』(BL出版)、『かめ』(ビリケン出版)、『ざしきわらしのおとちゃん』(小学館)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)など多数。股旅姿で全国を渡り歩き、絵本の読み語り講演をしている。神奈川県在住。
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遠い日