子どもの本のよあけ―瀬田貞二伝

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子どもの本のよあけ―瀬田貞二伝

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  • サイズ A5判/ページ数 477,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784834083156
  • NDC分類 909
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦後日本の子どもの本の世界に大きな足跡を残した瀬田貞二。担当編集者として関わった著者の言葉を通し、その仕事を振り返る。全5章と資料編からなるこの本は、2013年から14年にかけて東京子ども図書館主催でおこなわれた、本書著者・荒木田隆子氏の連続講座「瀬田貞二氏の仕事―『児童百科事典』と三つの評論集を読む」(全5回)をもとにしています。子どもの本をだれよりも早く深く楽しんだ瀬田貞二さん。子どもたちの幸せのために力を尽くしたその仕事のひとつひとつが、担当編集者として深く関わった著者の言葉で生き生きと語られていきます。

荒木田隆子[アラキダタカコ]
荒木田隆子 元児童書出版社の編集者。在職当時は、瀬田貞二氏の担当編集者として『落穂ひろい?日本の子どもの文化をめぐる人びと』『絵本論?瀬田貞二 子どもの本評論集』『瀬田貞二子どもの本評論集 児童文学論』などを手掛けた。また、「日本の昔話」全5巻、「にほんのわらべうた」全4冊など、子どもの伝承文化にかかわる本編集の仕事もあり、著書に『鈴木サツ全昔話集』(共著/福音館書店刊)がある。東京都在住。

内容説明

『三びきのやぎのがらがらどん』「ナルニア国ものがたり」など、子どもたちに愛され読み継がれる絵本やファンタジー作品の数々で、名翻訳者として知られる瀬田貞二氏。戦後の焼け跡が残る日本で「私は自らのあらゆる能力と時間を、子どもたちにむかって解放しなくてはならない」と決心した氏が、それからどのように子どもの本に関わっていったのか―。担当編集者として携わった著者が一九七〇年代を振り返りながら、生涯“自分流に子どもの本とつきあう暮らし”をつづけた瀬田貞二氏の軌跡をたどる。

目次

第1章 『児童百科事典』の時代
第2章 『絵本論』―「がらがらどん」と「おだんごぱん」と
第3章 『落穂ひろい』の日々
第4章 『児童文学論』―子どもへの憧れ
第5章 瀬田先生の「旅」
資料編(瀬田貞二著『絵本論』をすすめる―絵本の選択のために(松岡享子)
郵便机(余寧金之助))

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みよちゃん

13
著者の瀬田貞二さんへの愛と編集への愛に溢れる内容で、児童文学は勿論、瀬田貞二さんの私的な事や自分の先生との原稿のやり取りや全てが、詰まっている本でした。まだ落穂ひろいが本としてできてない時、一度文庫に行き、先生の穏やかな着物姿と良いでしょうと、沢山の資料を見せて頂いた事を思い出しました。図書館の本ですが、手元に置いて、未読のものに挑戦したいです。索引も凄いです。2017/02/06

Bridge

6
瀬田貞二さんの『幼い子の文学』(中公新書)は大好きな本で、翻訳作品も数々あり、たくさんの本を楽しんできました。でも、瀬田貞二さんがどんな人生を送ったのかは知らないままだったので、とても興味深く読みました。著者の荒木田隆子さんは、福音館書店の雑誌「母の友」連載を持っていた瀬田貞二さんの担当編集者だった方。瀬田さん亡き後に長谷川摂子さんが瀬田貞二さんに感じた「子どもへの憧れ」というキーワードは、「まさに!!」と思います。ご本人の言葉「子どもを泣かせて育てちゃいけないんだよ」にも頷くばかり。2020/06/27

Mihoko Inoue

3
月、火、水と三日間持ち歩き、隅から隅まで舐めるように読んだ。 編集者として歩みを同じくされてきた荒木田隆子さんの2013年から14年にかけて東京子ども図書館主催で開催された連続講座「瀬田貞二氏の仕事―『児童百科事典』と三つの評論集を読む」を元にした瀬田貞二論。 圧倒的な情報量でありながら、講演録が元になっているせいか、その語り口が楽しい。数多く掲載されている年譜や図版等の資料と共に最後まで夢中で読んだ。2017/02/23

まーたろ

1
斎藤惇夫の解説によると「瀬田貞二さんの『落穂ひろい』『絵本論』『児童文学論』を編集した荒木田隆子さんが、その編集経験をもとに、瀬田貞二さんについて語った幾度かの講演をまとめたもの」。この荒木田隆子という人の語り口が大変面白く、また愛情に溢れており、敬遠していた『絵本論』を読んでみようかな…という気にさせる素晴らしい本でした。1978年11月の「誤訳事件」も瀬田貞二のひととなりをうかがわせる貴重なエピソードだと思う。「螢放生この世あの世の境闇」1979年夏、死の三週間ほど前に瀬田貞二が作ったという句。2018/10/14

もこもこ

1
こどもの本にかかわるようになってずっと聞いている名前です。あと20年ほど長生きしていてくれたならば、どこかで講演も聴けただろうにと思うと残念です。絵本論と幼い子の文学がずっと積読になっているので続けて読もうと思います。2017/05/15

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