出版社内容情報
「あさですよー」。豆の子どもたちは朝ご飯を食べ、園に行っていっぱい遊びます。夜寝るまでの豆の一家を描いた愉快な絵本。「あさですよー」お母さんの声に、エンドウ豆の子どもたちが起きてきます。顔を洗って朝ご飯を食べ、園に行っていっぱい遊びます。家に帰ってお風呂に入り晩ご飯を食べ、ピアノを弾いて楽しい時間を過ごしたら、「さあ よるですよー ねるじかん」。豆の一家の一日を描いた絵本です。場面ごとに情景が細かに描かれ、一つ一つ見ているだけでお話がふくらみます。かこさとしさんならではのユーモアのセンスあふれる、愉快な絵本。
かこさとし[カコサトシ]
かこさとし(加古里子)1926年、福井県に生まれる。東京大学工学部卒業後、民間企業の研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事する。「だるまちゃん」シリーズ、『海』『地球』(以上、福音館書店)など600冊にのぼる児童書のほか、『伝承遊び考』(全4巻、小峰書店)など著書多数。2016年12月に『だるまちゃんとにおうちゃん』『だるまちゃんしんぶん』『だるまちゃんと楽しむ日本の子どものあそび読本』(以上、福音館書店)が刊行された。福井県越前市に「かこさとし ふるさと絵本館 * (らく)」がある。工学博士。技術士(化学)。神奈川県在住。 *(らく)…石石
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソルティ
74
かこさとしさんは昔から自然科学的な事を絵本にする人だよなって認識でしたけど、これはわりと普通な絵本。豆の兄弟、家族たちの1日を描いたもの。絵があちこち細かく描かれてて、絵だけで楽しめます。見開き1枚の絵の上で時間が経過されていくんです、左から右へで。ほっこりする3、4歳向けの本です。
♪みどりpiyopiyo♪
50
なんとも楽しげな題名です♪ POPなロゴの表紙をめくると、わ☆(・▽・)! 楽しい扉にワクワク♪ ページをめくると、なになに?かわいい子達が♡ ■「あさですよー」お母さんの声に、子どもたちが起きてきます。顔を洗ってご飯を食べて、楽しい1日を過ごしたら、「さあ よるですよー ねるじかん」■場面ごとに情景が細かに描かれてて お話がふくらみます。ベテランなのに作風が年々洗練されててカッコイイ☆ かこさとしさんらしい愉快な絵本でした ( ' ᵕ ' ) (1986年 こどものとも年少版。2017年 特装版)2017/08/26
千穂
34
おまめさんファミリーの1日。昼ごはんはかなり質素だけど、晩ごはんがリッチだね〜お父さんがイクメン。穏やかな1日に眠りに落ちそうだよ〜かこさとしさんの絵本。2018/08/01
かおりんご
31
絵本。幼児向け。一日の様子を紹介した感じ。特になにかが起こるわけでもなく、普通の一日。2017/03/19
momogaga
30
【大人こそ絵本を】家族や地域の姿が、現代と比べて独自な風合いで描かれている。70年代前後のセツルメント運動の雰囲気を感じます。加古さんの思想が出ていますね。2017/04/28