出版社内容情報
12歳の夏休み、憧れのいとこマリカに誘われ祖父が住む街を訪ねたフー子を待ち受けていたのは、思いもかけないできごとだった。12歳の夏休みがはじまる1週間前のこと、フー子は憧れの従姉妹マリカから1通の手紙を受け取った。夏休み、祖父の住む街に遊びにこないかという誘いだった。初めてのひとり旅、そしてマリカと過ごす夏休みへのときめくような思いを抱えたフー子を待ち受けていたのは、思いもかけないできごとだった。祖母の死に隠された秘密。踏み入れてはいけない蠱惑の園・・・・・・あらがえない魅惑に惹きつけられながら、フー子はその真相に近づいていく。
高楼方子[タカドノホウコ]
高楼方子 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」」のシリーズ(フレーベル館)など、幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(福音館書店)「へんてこもり」のシリーズ(偕成社)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など、高学年向きの作品に、『ココの詩』『十一月の扉』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など、翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに幼いころの記憶を綴った『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)、『老嬢物語』(偕成社)がある。札幌市在住。
千葉史子[チバチカコ]
千葉史子 函館市に生まれる。パリ在住時に画塾に通い絵を学ぶ。著者の高楼方子の実姉。姉妹での作品に、『ココの詩』『十一月の扉』(福音館書店)『ポップコーンの魔法』(あかね書房)『とおいまちのこ』(のら書店)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など。挿絵を手がけた作品に、『だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん』(徳間書店)『ごちそうびっくり箱』 (角川つばさ文庫)などがある。千葉県在住。
感想・レビュー
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百日紅
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