時計坂の家

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時計坂の家

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784834082937
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

12歳の夏休み、憧れのいとこマリカに誘われ祖父が住む街を訪ねたフー子を待ち受けていたのは、思いもかけないできごとだった。12歳の夏休みがはじまる1週間前のこと、フー子は憧れの従姉妹マリカから1通の手紙を受け取った。夏休み、祖父の住む街に遊びにこないかという誘いだった。初めてのひとり旅、そしてマリカと過ごす夏休みへのときめくような思いを抱えたフー子を待ち受けていたのは、思いもかけないできごとだった。祖母の死に隠された秘密。踏み入れてはいけない蠱惑の園・・・・・・あらがえない魅惑に惹きつけられながら、フー子はその真相に近づいていく。

高楼方子[タカドノホウコ]
高楼方子 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」」のシリーズ(フレーベル館)など、幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(福音館書店)「へんてこもり」のシリーズ(偕成社)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など、高学年向きの作品に、『ココの詩』『十一月の扉』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など、翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに幼いころの記憶を綴った『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)、『老嬢物語』(偕成社)がある。札幌市在住。

千葉史子[チバチカコ]
千葉史子 函館市に生まれる。パリ在住時に画塾に通い絵を学ぶ。著者の高楼方子の実姉。姉妹での作品に、『ココの詩』『十一月の扉』(福音館書店)『ポップコーンの魔法』(あかね書房)『とおいまちのこ』(のら書店)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など。挿絵を手がけた作品に、『だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん』(徳間書店)『ごちそうびっくり箱』 (角川つばさ文庫)などがある。千葉県在住。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルピニア

51
【高楼方子 11月の扉を開けよ読書会】フー子は、いとこのマリカから手紙をもらい12歳の夏休みを汀舘の祖父の家で過ごすことになった。「時計坂の家」と呼ばれるその家でフー子はジャスミンと時計草に覆われた緑の園への入口を見つける。マリカのいとこの瑛介とフー子は、壁にかかる懐中時計をきっかけに謎の時計師と祖母スギノさんのことを調べるが、瑛介は園の秘密と危うさに気づく。強い憧れ、そして引き込まれていく心。瑛介の声が届いて本当に良かった。最後の夕暮れに聞こえた熾天使の声。魔術師は、これでやっと賭けに勝ったのだろうか。2018/11/30

みーなんきー

20
この本を読んだきっかけは図書館の本の表紙裏に付録のような小さな冊子が付いていて、そこの書面に惹かれたからだ。そこには著者がこの本を書いた当時の回想が書かれてあり、約30年前、自分では良い出来だと思ったこの本が出版社では半分以上の書き直しを命じられた事、まだ赤ん坊2人の母親だった実姉が絵を描くために自分と母親が2人の子供を預かり苦戦した事、一度出したこの本に小さな子供達からのファンレターが届き、皆が引き込まれた様子がすごく伝わった事。それで私はとてもこの本を読みたくなった、というわけです。2020/01/13

雪丸 風人

12
”このうえなく魅惑的な何かが、この庭に潜んでいる”夏休みに訪れた祖父の家で、小6の少女がまばゆい別世界への扉を見つけます。不安に襲われた彼女を励まし秘密に迫る手助けをしたのは、好奇心溢れる年上の少年でした。”私なんて脇役キャラ”と決めてかかっていた少女の心の中に、物語の鍵となる特別に強い想いがあったという展開には痺れましたね。聞き上手な少年もいい役どころ。抱えきれずにいた秘密を打ち明けると、自分と同等以上の驚きと興味で受け止められるというのは、やはり相当な救いになるのですね。(対象年齢は13歳半以上かな)2020/01/01

百日紅

9
SNSで勧められていたので。はじめ普通の話かと思っていたら、不思議なお話でした。とにかく続きが気になって仕方なかったです。ファンダジーパートは考えたらメッチャこわいし、どういうことかわからないところもあったけれど、普通の生活部分が共感出来て、大人が読んでも面白かったです。また高楼方子さんの本を読んでみたくなりました。2025/01/11

yumicomachi

7
12歳の夏休み、古い港町・汀館で静かに暮らす母方の祖父の家にひとりで滞在することになったフー子。フー子を誘った、いとこのマリカとその兄・映介。彼らの祖母は「物干しから転落して亡くなった」と言われていたが、実は……。端正な文体で綴られるミステリアスで蠱惑的な物語の世界に魅了された。絵も装丁も素晴らしい。汀館のモデルは物語の作者と絵を描いた実姉の生地・函館だろうか、異国情緒と日本的な郷愁が漂う舞台に胸が締め付けられるような憧れを覚える。1992年リブリオ出版より刊行。福音館書店版は2016年10月10日刊行。2024/08/13

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