内容説明
世界を見渡すと、独裁政治への民主革命、天然資源の争奪戦、対テロリズム戦争、金融戦争、そして、グローバリズム。日本においては、3.11東日本大震災からの復興、混迷を深める政治、広がる一方の経済格差、置き去りにされた教育問題…。激変する世界情勢の中で、私たちはいかに生きるべきか。2人の“博士”による知の対話。そして世界の新しい「ゴール」が示される。
目次
第1章 目指すべき新しい世界とは(苫米地英人)(日本にゲバラ主義を!世界に革命を!;日本が豊かな国になるためにキューバから学べること;資本主義でもなく、共産主義でもない新しい社会システム ほか)
第2章 世界の環境、エネルギー問題で、キューバが貢献できること(フィデル・カストロ・ディアスバラールト)(この章で私が言いたいこと;待ったなしとなった世界の環境安全への取り組み;気候変動への疑問の声に答える ほか)
第3章 対談 新しい世界の価値を創造する(苫米地英人;フィデル・カストロ・ディアスバラールト)(金融資本主義が戦争を作り出す;なぜアメリカは生き残り、ソ連は崩壊したのか;肉食をやめれば、飢えに苦しむ10億人を救うことができる ほか)
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
脳機能学者、計算言語学者、計算機科学者、離散数理学者、認知心理学者、分析哲学者、カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO。1959年、東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社。2年間の勤務を経て、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学。コンピュータ科学の分野で世界最高峰と呼ばれるカーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科に転入し、日本人としては初の計算言語学の博士号を取得
ディアスバラールト,フィデル・カストロ[ディアスバラールト,フィデルカストロ][Diaz‐Balart,Fidel Castro]
キューバ政府最高科学顧問。モスクワ大学博士(原子力工学)。1949年9月1日、キューバ共和国の首都ハバナにて、元国家評議会議長兼閣僚評議会議長のフィデル・アレハンドロ・カストロ・ルス氏と、その最初の妻であるミルタ・ディアスバラールトとの間に長男として生まれる。1974年、ロシアのM・V・ロモノーソフ記念モスクワ国立総合大学・核物理学科を卒業、科学修士号を取得。1972年から1978年にかけて、ロシア・ドゥブナ市の合同原子核研究所で核物理学を研究し、モスクワ市のI・V・クルカトフ原子力研究所にて理数系分野の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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