出版社内容情報
チェコの国民的ヒーロー「ありのフェルダ」シリーズがついに完結。何でもやってしまう、はたらきありの大活躍をお楽しみ下さい。ありのフェルダはついに自分の故郷の巣にもどってきます。さっそく巣の中ではたらきありのフェルダは大活躍。ムカデの足を使って大掃除したり、人形劇をして赤ちゃんありの子守りをしたり、ミルクを出すアリマキを捕まえてきたり……。そんなとき、巣のサナギが盗まれてしまう大事件がおきます。でもそれが、子どもに恵まれない隣の巣の「おばあさん女王あり」の仕業だとわかると、またまたフェルダはひと肌ぬぐことになります。
オンドジェイ・セコラ[セコラオンドジェイ]
オンドジェイ・セコラ 1899年、チェコのブルノ近郊クラーロヴォ・ポレ生まれ。ブルノ・マサリク大学で法学を学ぶ。1921年からチャペックと同じリドヴェ?・ノヴィニ新聞に入るとスポーツ欄編集記者、挿絵画家として働きはじめる。そのかたわら、ラグビーのトレーナーや審判、ボクシング試合の運営、ラジオのレポーターをこなすなど、多方面で活躍した。1967年没。「ありのフェルダ」シリーズは、1933年にリドヴェ?・ノヴィニ新聞の子ども欄に連載され、『ありのフェルダ』『とらわれのフェルダ』(福音館書店刊)、本作『ありづかのフェルダ』の三部作が生まれた。
関沢明子[セキザワアキコ]
関沢明子 1942年、兵庫県生まれ。大阪市立大学家政学部児童学科卒。出版社勤務をへて、中欧・東欧の子どもの本に興味を持つようになる。二年間のプラハ在住ののち、現在は絵本や人形劇の翻訳、原画展の企画など、チェコやスロヴァキアの子どもの本や文化の紹介に携わっている。東京都在住。
感想・レビュー
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のん@絵本童話専門