出版社内容情報
青空が広がる3月、初めてのつくしとりでちえちゃんは大きな王様つくしを発見します。春に読んであげてほしい物語です。
初めてのつくしとりの日、元気いっぱいに家を出発したちえちゃん。けれども、お兄ちゃん、お姉ちゃんが、次々に大きなつくしを発見していくのを見て、だんだん悲しくなっていきます。あった!と思ったら、赤ちゃんつくしだったり、突然草の間からヘビが飛び出してきたり…。次第に、日も傾いていき、家に帰る時間になりますが、偶然、ちえちゃんは転げていった土手の下で、これまで見たこともない王様つくしを発見します。
【著者紹介】
石川えりこ 1955年福岡県嘉麻市生まれ。画家であった祖父の膝の上で絵に囲まれて育つ。九州造形短大デザイン科卒業の後、広告代理店デザイナーを経て、イラストレーターに。絵本に、『くろうさぎはねた』(海風社)、『くじらのおれいまいり』(教育画劇)、「おばけのナンダッケ」シリーズ(国土社)、『あひる』(くもん出版)、『すずこ』(西日本出版社)など。また『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)で第46回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。横浜市在住
内容説明
春、おばあちゃん、おねえちゃん、おにいちゃんと一緒にちえちゃんは初めてのつくしとりに出かけます。みんなでつくしをみつけているうちに、ちえちゃんは大きなつくしをみつけました。小学低学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
34
おばあちゃんと孫達で野山につくしを取りに行き、つくし料理を作る話。つくしを食べた事がないので、どんな味なのか食べてみたい。2023/10/12
gtn
22
三世代家族。良い面以外も見えてくる。そんな暮らしの中で、数少ない美しい思い出を摘み取った本。2021/12/22
かおりんご
21
児童書。春のある日、ちえちゃん、おばあちゃん、おねえちゃん、おにいちゃんは、つくしとりに出かけます。春のわくわくした雰囲気や、つくしの取り方なども分かり、楽しく読めそう。読み聞かせには長いけれど、一人読みなら中学年くらいかな。珍しく、横書きの作品。2019/09/29
バニラ風味
18
ふきのとうの花が咲いたら…つくしとりの合図です。おばあちゃん、おにいちゃん、おねえちゃんと一緒につくしを取りに行くことになりました。場所を聞かれても秘密です。誰が一番取れるか、王さまを見つけるのかは誰か。みんな、一生懸命。取ってきた後の「はかまとり」から料理の仕方も、ちゃんと、かかれていますよ。ちょっと苦いけど、おいしーい!つくし取りをする前日から、みんなで料理を食べるまでの「わくわく」に満ち溢れた、楽しい春のお話です。2016/03/30
カッパ
12
子供が持ってきた本だったので借りてみました。1歳半の息子はまだ興味なさそう 笑 家族でつくしをとりにいく話です。2020/09/24