内容説明
イノシシのアレハンドロのうちは、にぎやかな家族です。でも、アレハンドロはなにも話さないおとなしい子です。心配した両親は、アレハンドロを旅に出すことに…。
著者等紹介
きたむらえり[キタムラエリ]
北村/恵理。1946年、北海道空知郡北村(現岩見沢市)生まれ。「こぐまのたろの絵本」で毎日出版文賞受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
表紙の絵に惹かれて。「可愛い子供には旅をさせよ」ですね。子供の成長も兄弟姉妹でもさまざまだけど、待つことも大切だな~と改めて感じました。無口なアレハンドロがいつ話すのだろうと気にしつつ、旅の様子からラストまでの展開もとても好みでした。絵もピッタリ。2022/06/29
刹那
16
アレハンドロ、すごいタイミングばっかり(笑)結果オーライで良かったね‹‹\(´ω` ๑ )2015/04/18
mntmt
14
おもしろい。拍手!2019/10/26
鳩羽
12
イノシシの大家族の中でアレハンドロはまったく喋らない子。心配した家族は、ひいお爺さんやお医者さん、占い師に相談する。家族みんながおしゃべりだから、家族と離れて、一人で遠い丘へ行けばよいということになったアレハンドロ。アレハンドロは、こんにちは、ありがとう、さようなら、を、言おうと思いながらもタイミングが合わずになかなか言えない。言えるんだけど、たまたま言えないだけで、成長をゆっくり見守る感じの優しい話。2016/06/16
まりこ
2
うはっ♡ となるかわいいさ。イノシシのアレハンドロの家は、おしゃべりが大好きでいつも賑やか。でも、アレハンドロは、とてもおとなしくて何も話さない。みんなが代わりに話してくれるので、話さなくても何も困らないのだけれど、心配した両親が、占い師の助言に従いアレハンドロを旅に出す。旅の道々、「こんにちは」「ありがとう」と言おうとするアレハンドロだが、その度にタイミングを逃してしまう。とうとう挨拶できた、その相手とは!横書き、右ページはカラーの挿絵。絵本から読み物への移行期にぴったり。おすすめ。2016/03/19