子育てをうたう

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834081152
  • NDC分類 911.16
  • Cコード C0095

内容説明

短歌を通して子どもと出会う。

目次

赤ちゃん(授かる;生まれる ほか)
育てる(寝かせる;食べさせる ほか)
家族(お母さん;お父さん ほか)
子どもの世界(おもちゃ;遊び ほか)
子どもとの日々(ことば;それぞれの歩み ほか)

著者等紹介

松村由利子[マツムラユリコ]
1960年生まれ。毎日新聞社で科学環境部、生活家庭部などの記者として20年働いた後、退職。現在は文筆活動に専念している。1990年に短歌結社「かりん」入会、馬場あき子に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

65
#短歌 愛それは閉まる間際の保育所へ腕を広げて駆け出すころろ #返歌 ごめんなさい終了時間間に合わず一人残った待つ子に詫びる2016/05/22

昭和っ子

27
「子育てと短歌。この二つが組み合わさるとふしぎな輝きが生まれる。日々の情景を大切にとどめようとたくさんのおとなたちが短歌をつくってきた」読んでいて鼻の奥がツーンとしてしまった。思い出しちゃうんですよね。日々大きくなる子供の様子をよんだものと共に、子供を預けて働くお母さんの心情をよんだものにも心動かされました。育児休業、親にも子にも良い様になりますように。園田節子さんの「育児日記に型とられゐる小さき足ゆめゆめ軍靴を履くことなかれ」私も我が子を抱いた時心からそう思いました。2014/10/28

シュシュ

18
様々な歌人の子育ての短歌が収められている。手元において時々読みたい。「振り上げてブランコの子は雲を蹴る幼子は笑ふ足から手まで 山本鳩世」「手や口が音生むことを覚えたり拍手しながら何やらうたう 鶴田伊津」「腹立ちて炭まきちらす三つの子をなすにまかせてうぐいすを聞く 与謝野晶子」「友達に殴られしこと我になく泣き止まぬ子の背をさするのみ 前田康子」「ある時は理解及ばず一篇の詩のごとくみる自閉症の息子 安藤純代」「それぞれの世界を持ちて育つ子よ世界を二つ生みしと思う 五十嵐順子」2014/10/29

re;

9
どう夕焼けていいかわからない空のやう子を抱きどこまでも一人の私/子の目から大粒のなみだを搾りだしいつまでわたしは怒鳴っているのだ/ちっぽけな私に認められたくてそんなに跳ぶのか汗までかいて/わたくしは子を生みて良き力得て空響かせて布団叩く/輪のように肘を拡げて抱いてやるこの子の中身がこぼれぬように/【母親は子供だけでなく自らに潜むもろもろの弱さや醜さと向き合わなければならない。それは時に随分と辛い事だ】でもそこに至上の歓びがあることもまた事実。子育てって本当に自分育て。子も自分も最大限に愛すのだ!!2014/11/10

てくてく

7
子供を歌った歌人としては河野裕子氏の印象が強いが、それ以外の多くの歌集から、子を授かってからある程度子が大きくなるまでのいくつかのテーマ毎に歌を取り上げて紹介した本。「子の目から大粒のなみだを絞りだしいつまでわたしは怒鳴っているのだ 森尻理恵」などが特に印象に残った。自分も子に関して何か後で読み返すことのできるような歌を詠みたいと思った。2014/10/18

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