内容説明
「わたしの育った家にはどこかおかしなところがあった。隅々には影たちが息をひそめ、階段の上からは囁き声が聞こえてきたし…」美しい少女オードリナは、両親、伯母、従姉とともに古びた邸に住んでいる。だが、オードリナは「外の世界」をほとんど見たことがない。さらに、家の中には、なにか暗い秘密があるらしい…。彗星のように登場して一躍“ホラーの女王”になったアンドリュースの最新傑作!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
9
オードリナは両親、居候の伯母と従妹と暮らしており、亡き姉オードリナのすべてを引き継ぐ器として父親から溺愛されている。しかし、学校にも行かせてもらえず家に軟禁状態。誰にも愛されない従妹ヴェラはオードリナを憎んで事あるごとに苛めて陥れようとする。そんな中、オードリナの母親が妊娠するも、出産後に亡くなり…。オードリナを愛する少年アーデンとその母親ビリーのみが救い。ヴェラも虐待の被害者で、その苦境も分かるけれど、やることがいちいち悪辣なので憐れみの気持ちが湧いてこない。ラストでさらに爆弾が投下。2020/01/03
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- 和書
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