世界傑作童話シリーズ
巨人と勇士トール―ニルスが出会った物語〈6〉

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  • サイズ B5判/ページ数 53p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834027853
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8097

内容説明

二十世紀の初め、のちのノーベル賞作家セルマ・ラーゲルレーヴが、六年の歳月をかけて書きあげた名作『ニルスのふしぎな旅』。いたずらがすぎた罰として小人の姿に変えられた男の子ニルスは、ガチョウの背中に乗ってスウェーデンじゅうを旅し、行く先々でさまざまな物語と出会います。その物語から六つを選んで、美しい挿絵とともにお贈りする魅力的なシリーズ―六巻目は、北部イェムトランド地方が舞台です。小学校中級から。

著者等紹介

ラーゲルレーヴ,セルマ[ラーゲルレーヴ,セルマ] [Lagerl¨of,Selma]
1858年、スウェーデン中部ヴェルムランド地方モールバッカに生まれる。1885年、師範学校卒業後、スウェーデン南部スコーネ地方で教職に就く。1891年『ヨスタ・ベーリング物語』で作家デビュー。1895年に教職を退いたのち、作家活動に専念し、『エルサレム』(1901‐1902)、『ニルスのふしぎな旅』(1906‐1907)などを発表。1909年、女性初かつスウェーデン人初のノーベル文学賞を受賞。1940年、モールバッカの自宅で死去

菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。現在、北欧の児童書を中心に翻訳に活躍。2009年、スウェーデン王国より北極星勲章受章

平澤朋子[ヒラサワトモコ]
1982年、東京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとしてさまざまな媒体で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

54
【絵本】【ニルスシリーズ6作目】絵本でのニルスシリーズは最終巻。古典童話シリーズには全作品を納めてあるようなので手に入るようなら読んでみたい。今回の舞台は北部イェムトランド地方。巨人とアース神族勇士トールの物語。神話と民話のミックスのような話だがとても面白かった。892019/03/26

mntmt

16
シリーズ六巻目。北部イェムトランド地方の神話。2016/04/28

タンタン

7
『ニルスのふしぎな旅』の絵物語として読む。巨人族のおかみさんと勇士トールの話。ちょっとまぬけなトールとおかみさんの潔さが良かった。2020/01/19

Ra

7
巨人の女房が素敵。利口で肝が座っていて、引き際も心得たイイ女。外見はホラーだけど...。それにしても最終巻なのにニルスやモルテンが出てこない。そのせいか余計に作品をきちんと読みたくなった。2018/09/17

遠い日

5
最終巻。今回はスウェーデン北部イェムトランド地方に伝わる話。ここに住み着いて我が物顔で土地を占領している巨人たち。勇士トールの、巨人の女房との駆け引きがおもしろい。巨人の女房の種明かしに驚くが、昔話のスケールの大きさの醍醐味ともいえよう。美しい自然がこうやってできたと考えるのは夢があっていい。一話ずつではあったが、ニルスとスウェーデンの魅力の一端を楽しんだシリーズでした。2013/04/13

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