絵本作家のアトリエ〈2〉

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  • サイズ B5判/ページ数 157p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834027624
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0095

内容説明

ナンセンス、字のない絵本、リアリズム。シリーズ第二弾。

目次

長新太―過激なナンセンスを気持ちよく
堀内誠一―本命を求め続けた開拓者
中谷千代子―絵本の中で子どもと遊ぶ
中川宗弥―抽象で本物を描く
マーシャ・ブラウン―ストーリーテリングから絵本へ
藪内正幸―動物が好き、を原動力に
なかのひろたか―絵本とは何かを追い求めて
梶山俊夫―時代を超えた絵画との出あい
得田之久―子どもの野生を肯定したい
秋野亥左牟―人間の黄金期を描く
安野光雅―言葉にはできない、考える絵本
せなけいこ―等身大の子どもに寄り添う

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

55
1巻に続けて読みましたが、益々松居さんに興味津々。若い才能を見つけ伸ばす。薮内さんや今江さんが居候されていたそうです。多くの素敵な絵本を世に出してこられた業績に感謝したいです。大人になってから絵本を読み始めたので、知らない作家さんが多く、こちらで紹介されている作家さんの絵本を読んでいきたくなりました。この本の中で唯一知っていて大好きな安野さんのアトリエを見る為に津和野に行きたくなりました。そういえば、この美術館が出来るまでの本も以前読んでいました。2017/01/24

booklight

35
ちょっと現代よりで親近感がでてくる。長新太が「もっと過激なナンセンス」をやりたいと言っているのには驚いた。創作ノートも発想があふれ出てくるようで、みていて楽しい。ここにも安野さん。アトリエは公開していない、もっと自分の頭で考える人が増えてほしい、というのも安野さんらしい。動物画の薮内さんも出てきた。最初の作品が『くちばし』で驚く。堀内誠一の職人魂とセンスがいい「これから発見して開拓するいろんな大陸がある時代だった…その一つに絵本という大陸があって」とワクワクする言葉。せなけいこはなるほどな人格でした。2023/10/01

anne@灯れ松明の火

29
読友さんオススメ。隣市で。12人の絵本作家さん、それぞれの個性、考え方などにふれられる、楽しい1冊。でも、皆さん、好きなことには一直線なんだなあと思う。そして、松居直さんという編集者に大拍手! この人がいなければ、この人の英断がなければ、世に出なかった絵本作家さんが沢山いたはず。それにしても、長新太さんのペンネームの由来にはビックリ。また、1,3も読もう。2020/06/09

ツキノ

19
長新太の妻は旅行鞄を大中小用意、なくなった鞄で一人旅が何日なのか見当をつけた、松居氏は堀内誠一の絵を一枚も見ないまま絵本を依頼、中谷千代子は岸田衿子と東京美術学校の受験の日に出会った、中川宗弥は五歳で山水画を描いた、マーシャ・ブラウンの豊富なアイディアは「頭」から生まれる、薮内正幸と動物学者との文通、なかのひろたかの登園拒否、梶山俊夫と鳥羽僧正との出会い、得田之久の少年期の体験、秋野亥左牟は秋野不矩の次男、安野光雅は子どもたちにもっと本を読んでほしい、せなけいこはもともとおばけ党ではなかった。2016/05/27

はる

18
図書館本。思わず「これは福音館書店の罠だ!」と心のなかで叫んでしまった!こんなにたくさんの絵本作家と絵本、写真と注釈を見てしまったら、絵本に埋もれてしまいたくなるではないか!スペースもないのに表紙を向けて、そしてお気に入りの見開きを開けて並べて置きたくなるではないか!どうしよう?原画も見たい!たまたま手に取ったこの1冊。きっとあと2冊と一緒に家本になってしまうのだろう。2014/07/04

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