絵本作家のアトリエ〈1〉

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  • サイズ B5判/ページ数 157p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834027228
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0095

内容説明

「ぐりとぐら」も「だるまちゃん」も―みんなここから生まれました。画家10人の、創作と人生。

目次

太田大八―歴史の激しい渦の中から
山本忠敬―まじめに愉快に、乗り物の実体を描く
小野かおる―「おもしろい」を追い続けて
佐藤忠良―潔癖な職人の生み出す気品
加古里子―子どもを知りつくして、科学的に語る
井上洋介―原体験の生み出すナンセンスな世界
瀬川康男―変幻自在、孤高の絵師
赤羽末吉―大陸と日本、二つの風土に魅せられて
山脇百合子―自然体から生まれる新しい絵本
田島征三―全力で続ける苦闘の先に
絵本をめぐる二つの対談―大人が子どもに伝えたいこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

87
佐藤忠良、加古里子、山脇百合子,田島征三。など。 佐藤忠良,東京芸術大学彫刻科。おおきなかぶ。 加古里子,生物進化の系統図など徹底した資料集め。伝記絵本を作りたいとのこと。元昭和電工。技術士(化学)。工学博士。 山脇百合子,フランス語学科卒。 田島征三,多摩美デザイン。シベリア抑留。アトリエで彫刻。 太田大八、加古里子の対談あり。宇宙、子ども時代、仕事。2013/09/18

ばう

59
いたずらきかんしゃちゅうちゅう、おおきなかぶ、だるまちゃんシリーズ、ぐりとぐら…。どれも懐かしいです。それらの作家さんの生い立ちやアトリエを紹介してくれる本でした。10人の方が登場するけれど、多分どの作家さんの本も一度は読んでいる気がする。年代的に戦前生まれの方が多いので、お話も実に中身が濃いです。みなさん真摯に仕事に向き合っておられるなぁと感心して読了。2023/04/04

ann

58
誰でも一度は手にしたことのある絵本の大御所ばかり。アトリエとお姿の写真も素敵。絵本作家以外にも社会活動の先端を担って来た方々のお話はとても説得力がある。加古里子さん、山脇百合子さん、佐藤忠良さん、大好きな絵。加古さんのセルツメント活動に敬意を。2017/01/25

ぶんこ

54
図書館予約時は2巻が待ちゼロだったので、順番は気にしていなかったのですが、手元には3巻同時に着き、1巻を読み終わった今は順番に読んでよかった。編集者の松居直さんの業績の凄さに敬服しました。殆どの絵本作家さんが彼によって見出されています。加古さんとの対談で、中国との外交関係が良くなかった時期で、加古さんが躊躇していたら「たとえ政治の世界がそうであっても、それを打ち破っていくのが、我ら民間の仕事です」との言葉に感動しました。良い絵本は作家さんだけではなくて、良い編集者の力が大きいと気付きました。2017/01/24

booklight

39
アトリエっていいなぁ。レジェンド級の絵本作家10人のインタビューとアトリエ紹介。編集が福音館書店の初代編集長の松居直なので、インタビューが深い。写真もその場にずっといたいと思わせるような雰囲気があっていい。しかしこの感じ何かに似てるな、と思ったら今テレワークで自宅で仕事している状況が似ている。そうか、絵本作家は、最初からこんな感じか、と思って羨ましくなった。女性作家の笑顔も素敵。子供の時から時間があれば絵を描いて、という絵が大好きという人も多く、絵、というものが人間の感性の一部なんだなと改めて思った。2020/08/22

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