出版社内容情報
超大国への道を辿った米国の20世紀の外交・歴史を回顧。中国が台頭する中、米国外交の魂がどこを彷徨っているのかを問い質す。
アメリカは孤立主義に回帰するのか?
超大国への道を辿った米国の20世紀の外交・歴史を回顧。中国が台頭する中、米国外交の魂がどこを彷徨っているのかを問い質す。
内容説明
初代大統領ジョージ・ワシントンからオバマ大統領にいたるまで、アメリカ外交は「孤立主義」あるいは「一国主義」と「理想主義」の間で、なぜ揺れ動くのか。介入→幻滅→理想主義→介入→幻滅というプロセスが延々と繰り返されていくのはなぜなのか。「国家としてのアメリカ」の根幹を解きあかす画期的アメリカ論!
目次
第1部 二十世紀アメリカ外交の軌跡―理想と幻滅の系譜(世界へ船出するアメリカ―逡巡のとき;アメリカ外交における理想主義の本質―ウィルソンの挫折;第二次世界大戦と「現実主義の幻想」;「冷戦の勝利」という新たな混迷に向かって)
第2部 アメリカ外交を洞察する視座(「三つの誕生」に見るアメリカ精神の深い淵;独立革命そして「ローマの堕落」へ;南北戦争と「試練を求める魂」;「ペリー来航」から「マッカーサーの進駐軍」へ;「モンロー主義」に見る帝国の理念と情念;信仰と富と権力)
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学名誉教授。著書『大英帝国衰亡史』(PHP研究所、山本七平賞・毎日出版文化賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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