文春学藝ライブラリー
アメリカ外交の魂―帝国の理念と本能

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130298
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0195

出版社内容情報

超大国への道を辿った米国の20世紀の外交・歴史を回顧。中国が台頭する中、米国外交の魂がどこを彷徨っているのかを問い質す。

アメリカは孤立主義に回帰するのか?

超大国への道を辿った米国の20世紀の外交・歴史を回顧。中国が台頭する中、米国外交の魂がどこを彷徨っているのかを問い質す。

内容説明

初代大統領ジョージ・ワシントンからオバマ大統領にいたるまで、アメリカ外交は「孤立主義」あるいは「一国主義」と「理想主義」の間で、なぜ揺れ動くのか。介入→幻滅→理想主義→介入→幻滅というプロセスが延々と繰り返されていくのはなぜなのか。「国家としてのアメリカ」の根幹を解きあかす画期的アメリカ論!

目次

第1部 二十世紀アメリカ外交の軌跡―理想と幻滅の系譜(世界へ船出するアメリカ―逡巡のとき;アメリカ外交における理想主義の本質―ウィルソンの挫折;第二次世界大戦と「現実主義の幻想」;「冷戦の勝利」という新たな混迷に向かって)
第2部 アメリカ外交を洞察する視座(「三つの誕生」に見るアメリカ精神の深い淵;独立革命そして「ローマの堕落」へ;南北戦争と「試練を求める魂」;「ペリー来航」から「マッカーサーの進駐軍」へ;「モンロー主義」に見る帝国の理念と情念;信仰と富と権力)

著者等紹介

中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学名誉教授。著書『大英帝国衰亡史』(PHP研究所、山本七平賞・毎日出版文化賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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バルジ

1
保守派の国際政治学者として著名な著者のアメリカ文明論。 アメリカ外交に通底する「アメリカの魂」を抉り出した一冊で非常に刺激的かつ面白い。 ラッセル・ミードの提唱した概念に添った著者の「4つのアメリカ」という分析視座は、トランプのアメリカを見る上でも非常に有用だと思う。2018/10/22

Ryo Sogawa

0
アメリカ合衆国の歴史と成り立ちからのその外交の考察。2020/09/29

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