内容説明
森や野原を散歩していると、いろいろな生き物や植物が目に入ります。白い花はおいしい実をつけ、おたまじゃくしはかえるになり、どんぐりは枝を伸ばして大きな樫の木になります。今日、明日、あさってと、少しずつ形を変えながら、みんないっしょに大きく育っていく。じゃあ、ぼくや、生まれたばかりの小さな弟は、どんなふうになっていくんだろう？身のまわりのものをなにげなく観察しながら、一緒に育つよろこびを子どもたちに届けます。
著者等紹介
ロックウェル，アン［ロックウェル，アン］［Ｒｏｃｋｗｅｌｌ，Ａｎｎｅ］
絵本作家。学齢前の子どもたちにむけたノンフィクション絵本のパイオニア。著作は１００冊をこえ、夫ハーロー、娘リジーが絵をつけた作品も多い。アメリカ合衆国コネティカット州在住
ケラー，ホリー［ケラー，ホリー］［Ｋｅｌｌｅｒ，Ｈｏｌｌｙ］
絵本作家。アメリカ合衆国ニューヨーク生まれ。コロンビア大学で歴史学を専攻。結婚、子育ての後、パーソンズ美術学校で絵を学び、出版社に自作を持ちこんだことをきっかけに、絵本作家としてデビュー。アメリカ合衆国コネティカット州在住
黒沢優子［クロサワユウコ］
新潟県に生まれる。１９９５年、９６年に連続して山形県遊学館外国語絵本翻訳コンクールで優秀賞受賞。受賞作『おじいさんのえんぴつ』（金の星社）が出版された（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
75
小さな沼のある森の野原での命の営みの物語。白い花は黒い木苺になり、青いタマゴはコマドリになり、イモムシはチョウになり、オタマジャクシはカエルになる。みんな、そうやって大きくなるんだ。かしの木のように。娘も何か感じるところがあったようで、「わたしも大きくなるんだね」と言っていた2015/12/06
りーぶる
17
みんな、大人になっていく…当たり前だけど、とても素敵な事だなと再確認。あおむしがリアル…(6歳)2022/12/16
sui
17
花も動物もカエルもお魚も･･･どんぐりだって、命をもらって、みんな大きくなろうとしているんだなーと、当たり前の事を気付かせてくれる絵本。「みんなおおきくなるんだよ」という男の子の眼差しがとても優しい。2017/02/09
遠い日
8
子どもへの、そして命への、愛にみちた本。花も、こまどりも、すべての命あるものが、大きく育つようにという祈りと願い。 ちっちゃな子どもを、ぎゅっとぎゅっとしたくなった。2013/05/08
はるさく
3
芋虫は蝶に、おたまじゃくしは蛙に、どんぐりは木に、みんな大きくなっていくんだ。じゃあ僕の小さい弟は？僕みたいに大きくなるよ。じゃあ僕は、どんな大人になるんだろう。成長する喜びを感じる本だった。2017/01/23
