福音館創作童話シリーズ
ひぐれのラッパ

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834025781
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

ありえないようでいて、ほんとうかもしれない―夢うつつのあわいをゆく童話集。小学中級からおとなまで。

著者等紹介

安房直子[アワナオコ]
1943年、東京生れ。日本女子大学国文科卒業。大学在学中より山室静氏に師事する。70年「さんしょっ子」で日本児童文学者協会新人賞、73年『風と木の歌』で小学館文学賞、82年『遠い野ばらの村』で野間児童文芸賞、85年『風のローラースケート』で新美南吉児童文学賞、91年『花豆の煮えるまで』でひろすけ童話賞をそれぞれ受賞。93年逝去

MICAO[MICAO]
1967年、姫路市生れ。神戸大学経営学部卒業。外資系メーカーにてファイナンシャルアナリストとして勤務ののち、独学にて染色、縫製などを学ぶ。ギャラリーVIE 絵話塾イラストレーションコース&絵本コース卒業。広告や雑誌のイラストで活躍し、単行本にもフィールドをひろげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tokotoko

43
安房さんの本は、どんな気分の時も、どんな体調の時も、読めてしまいます。「紙一重」って言葉がありますが、今生きている時空とホントにね、紙一枚隔てたくらいのところに、安房さんの描く世界があるんじゃないかなぁ~!って思うくらい、情景も心情も、くっきりと丁寧に描かれてます。けれどね、その世界に行きたいか?って言うとね、行きたくないように・・・書かれてます。「どこも楽しいばっかりじゃないんだから!今いるところで・・・がんばり!ねっ!!」って、安房さんがどこかからニッコリと、励ましてくれてる気がしました。2015/05/16

ちえ

39
まず最初の「猫の結婚式」でやられてしまう感じ。豆腐屋さんの話の連作の表題作「日暮れのラッパ」はなかなか怖い。「うさぎ屋のひみつ」最初の一文からフフフ、「春の窓」はやさしいなあ。「トランプの中の家」ウサギお嬢さんの前向きなこと。どれも安房さんらしく不思議で、ちょっと怖いところもあって、優しくて寂しいようなお話。MICAOさんの刺繍画も素敵で思わずネットで検索。素敵だなあ。2020/08/08

さゆ

27
この短編集のなかのおはなし、どれも素敵です。そして挿絵も素敵です。児童本では、あまりにも有名な作家の一人なので、読んだ気になっていたけれど、私、安房さんの本を読んだの、初めてかもしれない。柏葉さんのように、微妙に、これ、子どもに解るのか?と思うようなことはない、本当に児童向けの本であるにもかかわらず、大人が読んでも楽しいと思います。猫好きさんにはおススメ!2010/10/04

mntmt

21
不思議な話、ちょっとゾクリとする話、かわいい話…全部良かった。特に好きだったのは、「春の窓」。刺繍の絵も良いし、本のサイズがちょっと小さめな所もいい。2015/08/27

麻衣

18
初見では「ねずみの福引き」の幻想的な美しさとほんのりとしたさみしさの余韻がたまらなくわたし好みでした。安房作品はもっと絵本版があればいいのになあ。2016/07/17

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