内容説明
東海道岡崎の宿はずれ。古びたお堂でぐっすりねているねぎぼうずのあさたろうにそうっとおき手紙。にんにくにきちどこへいく?
著者等紹介
飯野和好[イイノカズヨシ]
絵本作家・イラストレーター。1947年埼玉県秩父に生まれる。「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店/同その1で、第49回小学館児童出版文化賞受賞、同名のアニメーションは、第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品)、挿絵に「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/第11回赤い鳥さし絵賞受賞)などがある。絵本の読み語り講演で、股旅姿で全国を渡り歩いている。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
138
今回のねぎぼうずシリーズは、スピンアウトでにんにくのにきちの家族との話です。とちのみたろうの助けを受けて別れてていた母親との再会を果たし、押し込み強盗から救ってまた旅に出る話です。絵と浪花節みたいな文章がぴったりですね。2017/04/30
ツキノ
20
2010年6月発行。あさたろうと別れたのちのにきちの話。長谷川伸作の「瞼の母」をもとにして作られたという、別れた母との再会のおはなし。「もうすこし たびをして しっかりした おとこになってから おっかさん、もどってきてもいいかい?」(E55-539)2021/02/13
マッピー
15
あさたろうから離れてにんにくにきちが何をしていたのか、のお話。9歳の時に家を出た母を探して、にきちは旅に出ることにしました。とちのみこぞうに、「それらしい人がいる」と聞いて、あさたろうに告げず会いに行きます。しかし、母が営んでいる料亭は悪者一味に狙われていて…。いい話ですが、一つ気になるのが、にきちの顔。盗人のような風体に母親は警戒しますが、もともと盗人顔じゃないか?それとも母と生き別れた後のすさんだ生活が、にきちの顔を大きく変えてしまったのでしょうか。うーむむ。2023/11/05
izw
8
「ねぎぼうず あさたろう」シリーズ8。あさたろうは話に出てくるだけで、にんにくにきちがおっかさんに会い、にきちが活躍する。こんな巻もあってよかろう。2018/02/10
亮さん
8
おっかさんと再開できて悪者もやっつけて母の味食べて。いいね。ど直球の人情もの。いいね。2016/09/17