内容説明
犬のしっぽがプアーとふくらんで、耳も顔も鼻も脚もおなかもふくらんで、からだじゅうぱんぱんになりました。そして最後に…。
著者等紹介
長新太[チョウシンタ]
1927年生まれ。デビュー作の『がんばれさるのさらんくん』以来、独創的でユニークな絵本を400点以上発表した。1959年『おしゃべりなたまごやき』(以上福音館書店)で第5回文藝春秋漫画賞受賞。1961年イタリアの国際まんがサロンで国際漫画賞受賞。1981年『キャベツくん』(文研出版)で第4回絵本にっぽん大賞受賞。絵本、漫画、さし絵、装丁、エッセイなど幅広い分野で活躍。2005年没
和田誠[ワダマコト]
1936年生まれ。多摩美術大学卒業。グラフィックデザイナー、イラストレーター。本の装丁、ポスター、似顔絵などの仕事のほかに、絵本、エッセイ集など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
63
娘リクエストにより再読。途中で構図が90度変わって、横びらきの絵本が立て開きになるのだが、そこのシーンがお気に入りの模様。2015/09/12
けんちゃん
20
図書館で。福音館のあかちゃん絵本。プアーッとするたびにしっぽが、頭が…犬のパーツが大きくなっていきます。長新太さんにしては柔らかい色づかい、やっぱり赤ちゃんを意識して刺激が少ないようにしているのかしら…などど思ったのですが、この作品、長さんが亡くなる数カ月前に描かれたラフスケッチに、和田さんが彩色を施したもの、との巻末の説明。表紙の「和田誠・しあげ」の意味がわかりました。あらためて長さんに哀悼の意を…2012/10/13
たーちゃん
19
プアーとどんどん膨れる犬。息子と二人でどうなっちゃうの?と笑いながら読みました。2021/01/13
スノーマン
19
お昼寝前のちび子へ与える。脱力して幸せな気分で夢の中へ(笑)わたしも疲れたら、この絵本を脳内再生させて気持ちをリラックスさせようと思えるくらい、そういう方向での、とても良い本(笑)2019/04/17
Kawai Hideki
18
今週の娘お気に入り絵本第一位。犬のしっぽ、耳、顔、足などが、プアーとどんどん膨らんでいくお話。「しあげ 和田誠」と、見慣れないクレジットだと思ったら、長新太さんの遺稿となったラフスケッチを、和田さんが着色して仕上げたらしい。合掌。2014/02/22