内容説明
野道を歩いていると、白い線のある葉っぱを見つけることができます。それは“字書き虫”の幼虫が葉っぱを食べたあとです。小さな卵から幼虫、さなぎになり、葉っぱから飛び立つまでを描く物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
9
子どもたちと楽しんだ本。じかきむしが食べて、食べ跡が白っぽくなった葉っぱを実際に見たりしながら、読んだものです。この虫についての説明はないけれど、幼虫から蛹になり、羽化して成虫になる過程はあっさりと触れられている。人間にとっては害虫ですが、虫たちの命を感じるお話。2017/08/14
いろ
6
卵から生まれた「字書き虫」の「ぶん」が,葉っぱに潜ったまま字を書くように線状に葉っぱを食べながら成長していく様子と,それを温かく見守る昆虫達を描いたお話。繰り返しの感じが「はらぺこあおむし」のエリック・カールを思い起こさせる。卵~葉っぱを突き破るまでの間,見開きの絵と並行して,下 数cmを横長に,葉っぱ断面図のように虫の成長を描いてあるのも楽しい。5歳男児は上の絵で字書き虫の道を迷路のように辿るのが楽しかったみたい。時々葉っぱについてる半透明迷路状スジはコレだ♪ 蝿と蛾の幼虫で日本だけで数百種いるらしい。2013/06/02
Yukiko Yosuke
5
じかきむしのぶんが生まれて葉っぱの中で育ち、成虫となって飛んでいくまでの話。見たことありますよね、春菊とかの葉っぱに白いうねうねした筋とその先っぽの黒い点。あれです、あれ。台所で見るとうえっとなってしまうけど、絵本で見るとかわいい!「さくさくたべるとトンネルできる さくさくたべるとうんちもでるよ ぽとぽとぽと」とリズム感のある運び。葉っぱの中を進むじかきむしのぶんと、ページ下部にぶんが進んでいく様子が拡大されて描かれていて、葉っぱの中を食べて進む虫のことをよく理解できます。絵もほんわかしてかわいいです。2021/12/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
読み聞かせ講習会選書リスト2011/11/19
刹那
2
こんな模様の葉っぱ見たことあるなー。今度見つけたら末っ子に見せよう!2022/08/21
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