花はどこから―花・花びん・水をめぐる3つのものがたり

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  • サイズ A4判/ページ数 53p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784834021523
  • NDC分類 K621
  • Cコード C8736

内容説明

花はどこから?ガラスの花びんはどこから?水道水はどこから?この本は私たちの目の前にあるものが、どこからどうやってここにきたのかを徹底取材でわかりやすく伝えます。親子で読むなら5歳から。自分で読むなら小学生から。

著者等紹介

大西暢夫[オオニシノブオ]
1968年、東京に生まれ岐阜で育つ。東京総合写真専門学校卒業後、写真家本橋成一氏に師事。その後フリーカメラマンとして、全国のダムに沈む村で暮らす人々や精神病院に長期入院する患者の姿を撮り続けている。2003年『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社刊)で第八回日本絵本賞を受賞

一澤ひらり[イチザワヒラリ]
フリーライター。環境問題に関心が深く、日本が世界におよぼしている環境破壊をテーマにした『核に昏れる海』『アボリジニの聖地』などのルポルタージュを月刊『母の友』(福音館書店発行)で発表。さらに高齢社会問題にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遠い日

14
生活を科学するとはこういうことか。一本の花瓶に生けられた花の風景。それを分解してみれば、「花」「花瓶」「水」の要素が見分けられる。そして始まるそれらの成り立ちを遡っていく思考。花作りとその経済の関係、花瓶はガラス工場の現場を探索。水は水源までたどる旅。それらが一体になってテーブルの風景となる不思議。写真は大西暢夫さん。2016/07/07

みさどん

14
花と花瓶と水のできあがりをみていく。農業、手工業、循環というおもしろい切込みだった。全く違う世界の話が一つにまとまるのがおもしろい。切り花をまとめていく手作業は、中国から来た女性がやっていると知ると、賃金は大丈夫かなどと考えてしまった。単価を下げなければならない労働や研修生という名の出稼ぎ労働などについても考えさせられる。みかん収穫にも中国の方々が働いている実態があるのだ。2016/05/10

けんとまん1007

12
こういう学びもいいし、関連性があって、なるほどと思う。花、野菜、肉、魚・・・市場では馴染のものばかり。でも、意外なくらい花の世界については知らないことばかり。あらためて、そうなのかあ~ということが多い。自宅にも花がある、日常的に目にしているのにというくらい。花瓶・・・市内にガラス工房があるので、かなり馴染がなった。そして、水。これは、ほぼ既知。同じような視点で考えると、いろんな組み合わせが可能だ。2016/05/29

かのん

3
2005年出版なので、ちょっと前にでた本ですが、表紙の写真から、“花、花瓶、水”、とそれぞれがどこからきたか辿るおはなしです。特に花は、知っているようで一番知らなかったので、花が咲く時期は朝から夕方までひたすら花を切って出荷しているのは、よく考えるとすごいなぁ、と思いました。この花瓶に生けられた花みたいに、何か一つとっても、私たちのまわりのものは、たくさんの人の手を経てやってきたものが、たくさんあるんですよね。2019/05/15

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