内容説明
虫はへんちくりんな生き物です。だから人気がありますが、嫌いな人もいます。でも虫たちのふしぎな世界をじっくり一度のぞいてみてください。そうすれば、ただへんちくりんなだけではなく、おもしろい世界を体験できるはずです。
目次
あたま(ながーい触角、みじかい触角;いろいろなつの ほか)
くち(吸って食べる;噛んで食べる ほか)
あし(あしで歩く、しがみつく、はりつく;シャクトリムシの歩き ほか)
はね(いろいろな形のはね;空を自由に飛ぶ ほか)
おしり(アシグロツユムシの産卵;ながーい産卵管 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
17
この美しい生物に魅せられない人たちがいることに驚きます。絶対にさわりたくない(さわれない!)イラガの幼虫の美しいこと!ところが保育園の子たちが「きもちわるい」と言うからか、自我が出てきたのか、オタマさんも「きもちわる~い!」と言うようになってきました。興味深いです。環境ふれあい館にて。2015/12/14
遠い日
12
虫の体をパーツに分けて写真で紹介する。大きな写真でその機能が明快にわかるのがいい。それぞれの生態に合わせて、ぴったりの形状であるのが興味深い。身近にいる多くの虫を紹介しているのもすばらしい。2015/04/28
noko
3
写真絵本。カミキリムシの長い触角はひっくり返った時、起き上がるのに役立つ。タマムシやダンゴムシ、ヒメカマキリなどは、ビックリすると足を隠すポーズをとるが、死んだように見える。死んだフリは自然界では案外効くのかも。アカスジキンカメムシはグリーンベースにピンク色のデザインがあり、綺麗。イヌビクオナガコバチは、体長1.7mmなのに、産卵管が体調の2倍ある。イヌビワの実の中に刺さるように長い。虫の多様性が素晴らしい。2023/11/23