内容説明
髪の毛がもしゃもしゃの女の子が、森のハリネズミたちに助けられて、きれいな女の子に変身します。ユニークなデザイン感覚とユーモアのセンスが魅力的なハンガリーの絵本。
著者等紹介
マレーク,ベロニカ[マレーク,ベロニカ][Mar´ek,Veronika]
1937年、ハンガリーのブダペストに生まれる。文学やデザインを勉強するかたわら国立人形劇場のスタッフとして活動しているうちに、子どもの本の世界に興味を持つようになる。初めて書いた絵本『ボリボン』で高い評価を得て、その後、次々と絵本を発表する。絵本以外にも、テレビの子ども向け番組や人形劇、アニメーションなど幅広い分野で活躍。ブダペスト在住
みやこうせい[ミヤコウセイ]
ルーマニア北西部マラムレシュの民俗・伝承を調査。エッセイ、批評、メルヘンなど幅広い分野で活躍。ウィーン(国立民俗博物館)、パリ(国立人類博物館)、ローマ(国立舞踊センター)、リンツ、ヴェネツィア、NYなどで民俗写真展開催。美学校講師。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
47
読み聞かせ(345)読み聞かせ係さんによる読み聞かせ。もしゃもしゃちゃんが、ちゃーんと名前で呼ばれるようになるのがいいなぁ。2015/03/03
Kawai Hideki
45
絵本いただきました。ありがとうございます。お風呂も歯磨きも嫌いで、髪がもしゃもしゃの女の子、もしゃもしゃちゃんが、ある日仮想パーティで「妖精になりたい」と言い出し、友達に笑われた事からはじまる事件。もしゃもしゃちゃんは傷心のまま森へ。心の優しい彼女は、折れた木を直してあげたり、巣から落ちた小鳥を助けてあげたりする。そのうち、もしゃもしゃ仲間が見つかったり、最初の親切が報われたりしてみんなオドロキの結末に。何より自分の魅力に驚いたのは彼女自身かもしれない。これを機にお風呂に入れるようになるといいね。2014/04/29
ダリヤ
33
シンプルなイラストでわかりやすく、鮮やかでとってもおしゃれな絵本。こどもたちも、ちいさなどうぶつたちも、描かれている木々の葉っぱもかわいらしくて、大人も子供もすぐに引き込まれて大好きになるに違いない絵本だと思う。女の子を手助けしてくれるハリネズミがとっても好き。2017/12/16
たまきら
27
海外にはですね、結構フケツな子が登場する絵本が多いと思うんですよ。しかも愛すべきキャラとして。たしかピーナッツにもいなかったかな?と調べたら、「Pig-Pen」っていうひどい名前だった…。うちに来たドイツ人が泊まってる間中風呂に入らず、「ヨーロッパはこんなもの」とか言う。風呂を愛する娘と自分には、しょせんもしゃもしゃちゃんの気持ちはわからず。興味深いのう。2018/02/08
こきよ
23
マレーク・ベロニカさんの色使いのセンスが、とても好きですね。もしゃもしゃマリカちゃんがキュートに変身していく話は子供はもちろん、大人の自分でも楽しめました。2014/05/27