精神病理学原論

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  • サイズ A5判/ページ数 402,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622022244
  • NDC分類 493.71

出版社内容情報

1913年初版の本書は、クレペリンの自然科学主義精神医学を克服し、新時代の体系の礎石を築いた。

目次

第1章 病的精神生活の主観的現象(現象学)
第2章 精神生活の客観的症状と作業(客観的精神病理学)
第3章 精神生活の関連、その一 了解的関連
第4章 精神生活の関連、その二 因果的関連
第5章 精神生活の全体、知能と人格
第6章 病像の組立て
第7章 異常精神生活の社会学的関係
附録

著者等紹介

ヤスパース,カール[ヤスパース,カール][Jaspers,Karl]
1883‐1969。ドイツのオルデンブルクに生れる。ギムナジウム卒業後、3学期間法学の勉強をしたが、自然科学に転向しベルリン、ゲッチンゲン、ハイデルベルクなどで医学を修める。1908‐1915年、ニッスル教授の主宰するハイデルベルク大学精神科に勤務、1913年に心理学の大学教授資格を得る。精神病理学から哲学に転じ、1921年にはハイデルベルク大学の哲学主任教授となる。だがナチの抬頭と共に1937年教職を追われることになった。しかし1945年には再び教授の資格を得、1948‐1961年バーゼル大学教授

西丸四方[ニシマルシホウ]
1910年生れ、1936年東京大学医学部卒業、都立松沢病院、東京女子医専講師を経て、信州大学名誉教授、愛知医科大学名誉教授、元北信総合病院顧問。2002年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ptamago

1
なかなか難しいが妄想の定義、了解性など現在の精神医学に必須な知識がてんこもり。再度読み直したい1冊。また戻ってきます2011/01/01

こずえ

0
精神医学をやる場合避けて通れない古典。と同時に彼が哲学者であったために人文科学にも一応いれました

ふく、

0
ヤスパースの哲学入門を読んだ事があり、精神科医時代の本を読んでみたくなり手に取りました。買ったことを後悔するほど、非常にボリュームのある難しい本です。 従来のクレペリンの方法論から、現象学を応用した主観的な精神模様も考察されていて、とてもバランスのとれた内容です。 おそらく精神医学に従事している方にとって必読の書ではないでしょうか。

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