出版社内容情報
"「いばら姫」「腕きき四人兄弟」など、32編を収録。グリムの昔話は、親から子へ伝えたい、まさに""家庭の財産""です。(F-7)"
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
「いばら姫」「幸運なハンス」「腕きき四人兄弟」「大男と仕立屋」「どろぼうの名人」など、むかし聞いた懐かしい話や愉快な話を、三二編収めている。民族や国の垣根を超えて世界中で親しまれているグリムの昔話は、どのお話も、親から子へ、幾世代にもわたって伝えたい、まさに“家庭の財産”。小学校中級以上。
著者等紹介
ホフマン,フェリクス[ホフマン,フェリクス][Hoffmann,Felix]
1911年、スイスに生まれた。青年時代はドイツの美術学校で絵を学び、卒業後、故郷のアーラウでさし絵の仕事を始める。版画家としてすぐれた仕事をする一方、ステンドグラスや壁画の制作にも力を入れた。1957年に作った絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』で、ドイツの年間優秀賞に選ばれた。その後、グリムの昔話や聖書を題材にした美しい絵本を数多く制作した。1975年没
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、中国東北地方で生まれた。東京大学法学部卒業。外国の児童文学の翻訳紹介や民話の再話などをおもに手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クサバナリスト
8
道尾秀介著『スケルトン・キー』にあったので、『金の鍵』だけ読んだ。短い、なんだこりゃ?何が言いたかった物語?2018/09/01
小皿
1
(再読)「りこうなグレーテル」「どろぼうの名人」がよかった。お姫様も魔法使いも出てこないし、グリム童話のなかでは地味な話かもしれないけど、機知とユーモアが光っていると思う。2023/01/08
ヒラP@ehon.gohon
0
グリム童話のキャラクターは意外と少ないと感じます。 兄弟、魔女、動物、王子様…。 それでもグリム童話は不思議な魅力を持っています。 話の展開にバリエーションがあり、決して想像通りには話が終わらないことや、ときには話が想像以上に展開してしまって、まとまりのなさを見せることがあること。 「そうくるか」、「ここまでのお話は何だったんだろう」といくつかの読者の想像力を裏切りながら、読む人間を楽しませてくれます。 この3巻の最後に、長編の「ふたり兄弟」は、まとめとしてグリム童話を象徴しているように思いました。 2012/06/06
茨木あき
0
いばら姫の冒頭、お祝いに呼ばれなかった占い女が呪いをかけるのは、ギリシャ神話のトロイア戦争の発端となったエリスの黄金のリンゴと展開が似ていると思った。たぶん、童話には色々とギリシャ・ローマ神話が元ネタとして使われているのだろうと思う。2023/07/08
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