出版社内容情報
海に投げ出されたチムを救ったのは、いつもは臆病なジンジャーだった。しかし、2人は「ボートどろぼう」の汚名をきせられてしまう…。センダックが潮の香り漂う美しい絵本と評価したシリーズの第8巻。
<読んであげるなら>5才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
海に投げ出されたチムを救ったのは、いつもは臆病なジンジャーだった。センダックが、潮の香り漂う美しい絵本と評価した海洋冒険物語。読んであげるなら5才から。自分で読むなら小学校初級から。
著者等紹介
アーディゾーニ,エドワード[アーディゾーニ,エドワード][Ardizzone,Edward]
1900~1979。ベトナムに生まれる。父はイタリア系フランス人、母はイギリス人。5歳からイギリスで暮らす。27歳で職業画家として独立。5歳の長男のために描いた『チムとゆうかんなせんちょうさん』が好評を博し、シリーズの始まりとなる。第二次世界大戦中は従軍画家。戦後チム・シリーズを再開し、最後の巻を77歳で発表した。1956年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。挿し絵の仕事にファージョン『ムギと王さま』(岩波書店)などがある。生涯で180冊以上の作品を残した
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
絵本作家・翻訳家。1958年生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
23
ジンジャーの所為で危険に晒されたのに、彼に「命の恩人」と感謝してしまうチム。その心の大きさに感動を禁じ得ない。決してチムのことを、おめでたいと言ってはいけない。2020/09/14
たーちゃん
19
友達を助けにボートに乗ったチム。危険な場面にも勇気を出して立ち向かうチムの姿に毎回感心します。息子はこのシリーズは黙ってじっと絵本に集中して聞いています。2022/02/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『チムとゆうかんなせんちょうさん』 https://bookmeter.com/books/403637 シリーズ第8弾。ジンジャーが言うことをきかず、一人海で海老捕りしていて満潮で戻れなくなってしまいました。チムはボートに乗って助けに行きますが…。もうジンジャー少しは人の言うこと聞こうよ!2022/05/22
ツキノ
10
チムシリーズ第8弾。原題「チムとジンジャー」とあるように、ふたりのおはなしといっていい。ボートの持ち主が事情を知ってすぐに考えが変わるのがいい。でもほんと、ボートは誰が弁償してくれるんだ、というのはごもっとも。ジンジャーのへらず口。2016/12/19
いっちゃん
10
ジンジャーに「お前が言うなよ」って総突っ込み。ボートこわしといて、それはないよね。2015/02/07