出版社内容情報
東欧の小国シルダビアで陰謀が画策されていた。王権を象徴するオトカル王の杖を盗み出し、国王を失脚させようというのだ。タンタンは単身、悪党一味に立ち向かうが……。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
タンタンとスノーウィが悪の帝国ボルドリア(ナチス・ドイツ)と戦う幻想の王国シルダビア。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
22
時代背景から、東欧から中東をイメージ。オトカル(”Otakara”)という単語から推察すると、チェコか・・・。ただ、これ以上は判明できなかった。(涙)時代背景を調べるのも、タンタンの楽しみでもあるんだよなぁ。(笑)さて、今回の冒険でもスノーウィが大活躍。印象に残るのが、杖と骨のどちらかを持ち帰るか迷うところ。翌朝のシーンでもスノーウィの悩みを読み取れる。つらかったろうなぁ・・・。(笑)2012/11/25
なおなお
7
犬のスノーウィーが「よしなよ タンタン 人のことにかまうといつもろくな目にあわないでしょ」というツッコミが全てを表してる回。王家の杖を巡って悪い一味がわんさかいて、そのたびにタンタンは危険な目に!!でもスノーウィーがかなりいい仕事をする!2021/10/11
さやか
7
スノーウィは何度もタンタンを助けるおりこう犬!骨をあきらめて杖をくわえて戻るところがサイコーでした。2011/06/12
kumo
6
カスタフィオーレ夫人が初登場。公園のベンチで拾ったカバンを届けたことがきっかけとなり、シルダビアで起こる陰謀と戦う羽目になる。オトカル王のモデルは実際このような杖を持っており、それがエルジェがこの話を書いた約30年後に発見されたらしい。 2016/08/19
ととろ
3
毎度、作者の取材力はすごいと思う。タンタンタイムズに載っている、オタカル王の杖など、きっと実際に見てスケッチしたりしたんだろうな。2012/05/27