出版社内容情報
ぐうぐうぐう。とらきちは夢の世界を歩いていきます。さかさま池で遊び、はてなし迷路に入り、まあるくなって姿を変えて……。ふしぎな光でみたされたエンドレスな夢の世界。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
ぐうぐうぐう、とらのとらきちはゆめをみます。ねむいねむい。3才~小学校上級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
123
読み友さんの感想や絵を見て読みたくなりました。まずイメージ的にダリの絵を見ている感じがしました。また内容はシュールで私的には結構楽しい絵本でした。小さい子どもは訳が分からないので絵だけを見てかえって喜ぶかもしれません。考えるとわからなくなります。面白いです。2015/11/08
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
96
グリーンの虎のシュールな絵本。とらきちは眠っています。ぐうぐうぐう ねむいねむい。夢の世界はダリやキリコやエッシャーのよう。どんなかたちにもなれるし、地平線の彼方を飛び回るのは楽しい。ぐうぐうぐう ねむいねむい。おや、同族がやってきた。でも、連れはいらない。一人で遊び、一人で眠ります。2008年9月初版だけど、作者のタイガー立石さんは1998年に死去されているそう。2015/10/23
Kawai Hideki
76
ダリっぽい絵で、緑のトラの夢の中を描く、美術絵本。トラがリンゴのようになったり、リンゴがダルマのようになったり。迷路あり、不思議な階段あり、の独特な世界。最後は夢の中でまた眠りにつくので、夢の無限ループへ。2016/12/11
ちえ
43
ぐう ぐう ぐう。夢の中でとらきちは丸く、リンゴに、だるまになり、地面から足を浮かせながら夢の世界を歩いていく。ぐう ぐう ぐう。仲間にあってもやっぱりひとりで歩いていく。 好きすぎる。昨日借りてから何度も何度も読み返している。池をのぞき込んでいるとらきちの顔が、うちのキジトラそっくり。(尻尾ないけど)うちの寝ているネコもこんな世界で歩いているんだろうか…ひとりで。好きすぎ…。◆雑誌太陽「あやしい絵本」2021/10/16
浅葱@
40
トラのとらきちの夢の世界。不思議な空間を変身したり戻ったりの見せ方がシュール。30年前の絵本。その頃は時代が追いついてなかったと思う。忘れない絵本。前にみたのはいつの日だったのか?トラのとらきちの夢です。2015/10/02