出版社内容情報
人はどこから来て、どこへ行くのか？ 西欧と日本で同じ構図で描かれ続けた謎の人生図を手がかりに、日本列島に住んだ人々の人生のイメージを追って説話と図像の森を旅する。
＜読んであげるなら＞－－－
＜自分で読むなら＞中学生から
目次
人生の坂道
死んで、よみがえる
坂と階段
間奏 花？それとも鼻？
宿命にあらがって
間奏 貝は語る
人生の風景
エピローグ 物語とは？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
このシリーズ最後の巻で、読みがいがあります。最初は東京の坂などについての話があり、人生は階段を上っていくような感じというのがよくあらわれていると感じました。また人生の様々な局面でのむかしの絵画や彫刻などが楽しめました。とくに空海の書いた「九相詩」という死体が変化して土に帰することを書いた文章は初めて読みましたが印象にかなり残りました。2022/12/23
Hiroki Nishizumi
3
単なる坂ではなく人生に例えると感慨深く思える。良いシリーズだと感じる。2023/05/18
