出版社内容情報
だれもいない幼稚園に、おや「そっとさん」がきょろきょろりん、とやってきました。すっとんとん、ぷんぷくりん、楽しい言葉のリズムにのって、愉快な仲間が集まります。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
159
きらびやかに夜を彩るイルミネーションに囲まれて、メリーゴーランドのメロディが星空と共鳴する、そんなイメージで本を開いたから「よるのゆうえんち」だと勘違いして終わりまで読み続けたとしても、想定外の展開に最後まで驚いた。昼は賑やかな幼稚園も、夜になると不思議な雰囲気が漂う。身近な遊具も少し怖く感じたりするのに、ぬっとさんとかぱっとさんとか、何をしているのか知らないけれど、もっとさんとかそっとさんとか、明るくなるまで遊び続けているのだから。なんだか結局、遊園地のように眩しくなって、とても記憶に残る一冊になった。2024/11/17
ケイ
117
子供が小さい時に、何度も何度も読み聞かせていた絵本。誰もいなくなったようちえんにやってくるのは、そっとさんとか、もっとさんとか、ぬっとさんとか、…とかとか。楽しそうなところだもんね。こっそり来てみたくなるよね。どのページも楽しいけれど、いちばんすきなのはさいごのページ。 「さよなら〜ん」。きっとよく探したら、消えきれてない気がする。2020/02/28
匠
112
谷川俊太郎氏の詩そのものな絵本で、リズムのある言葉遊びのような、まるで歌詞のようなと思って読み進めていったらやっぱり楽譜が載ってた(笑)誰もいなくなった夜の幼稚園では何が起きているのか、怖いと思うか楽しそうと思うかは読んだ人それぞれに感じ方があると思うけれど、個人的にはもう少しドキドキ感が欲しかった。でもそれは自分でさらっと読んでしまったからで、この絵本の言葉に節や抑揚をつけて、聞いてる子の様子を伺いながら、時には間をためたりして、歌うように読み聞かせたら案外ワクワクしてくれる子もいるかもしれない。2014/01/25
Kawai Hideki
92
よるの幼稚園にうごめく、不思議な存在のことに想いをはせた絵本。さっとさん、すっとさん、ぜっとさん、じっとさんなど、抽象画的なキャラクターがコソコソとでてきては、日本語にしきれない何かをやっている。娘も「何だ?」と言いつつ、楽しんでいた模様。巻末の歌が良かった。作曲はなんと、谷川俊太郎のお子さんとのこと。2016/09/18
☆よいこ
85
絵本。谷川俊太郎さんのリズム詩とモノクロ写真に色付けして不思議なキャラクターが遊びまわる世界。巻末に楽譜あり、歌ってみたい▽誰もいない夜の幼稚園「そっとさんが かおをだしました」そっとさん/すっとさん/さっとさん/じっとさん/ぜっとさん/もっとさん/ぱっとさん/ぽっとさん/ぬっとさん/おっとさん「さよよんならららーん」▽読みたい本に登録して公共図書館行こうとしたら職場に所蔵あってすぐ読めた♪音読約4分。読み聞かせには練習必要だけど楽しい。2023/11/27
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