内容説明
ネブリというまちのおはなしです。おとうさんが、おとこのこに、オリーブのきで、ガバタばんをつくってやりました。ガバタばんというのは、エチオピアのしょうぎばんのことです。おとこのこは、そのガバタばんがとてもきにいって、まいあさ、たにまにうしをつれていくときに、だいじにもっていきました。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
54
読み友様からのご紹介本です📚ガバタ盤=エチオピアの将棋盤。お父さんが折角作ってくれたガバタ盤を燃やされてしまうが、代わりにナイフを貰い、ナイフも折られてしまうが、代わりに槍を貰い、木の枝を貰い、などしているうちに最後に戻って来たのは、ガバタ盤😊良かったね✨✨✨2024/06/27
わむう
25
エチオピア版わらしべ長者。ネットも国交もない時代に遠く離れた国で似たような昔話を読むと、国は違っても同じ人間だから脳で考えることは、やっぱり同じなんだなと感心してしまいます。言葉や見た目が違っても同じ人間だと世界中の人が気づけば戦争なんて起こらないのに。2024/06/25
ああああ
16
子どもの時以来の再読。インパクトのある絵も、ちょっと感覚的には自分には発想できないストーリー展開も、面白い。さすがはアフリカの古都京都(勝手なイメージ)ことエチオピア。ガバタ盤というボードゲームや槍や牧畜といった小道具・背景も調べてみると面白いかも。2017/03/15
さよ
12
もう、本当にこの本、最高なんですよ。絵のインパクトといい、話のインパクトといい。最初にガバダバン燃やされますから。わらしべ長者に似ているけれど、ちょっと違う、けど、最後はハッピーエンドです。たぶん。2022/01/15
紅生姜
10
どこの世界でも共通な、手放したものが巡り巡って自分のところに戻ってくるお話。エチオピアにもこんなお話があるんだと。ガバタばんが言いにくくて、何度もつかえました。どんなゲームなんだろうな。2018/02/05