出版社内容情報
自由州への上陸に失敗したハックとジムに、ヘビのぬけがらのたたりが続く。 やがて、トム・ソーヤーも加わって黒人奴隷ジムを救い出す。初版本の挿絵を添えて贈るアメリカ文学の古典。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
varietasdelect
2
すごかった!本当にすごかった!はじめの一歩が真に偉大な一歩だったんだなあ。筏の上で寝転んで満天の星を見上げるときのこみあげるような自由と寂しさが、独りで本を読むときの気持ちにシンクロしたりしました。E.W.ケンブルの挿絵が豊富に収録されているのもよかった。訳もとても読みやすい。せっかくのいいムードをぶちこわすトムが売れっ子放送作家っぽくて、すごくイヤだったのだけれど、角川文庫の大久保博あとがきを読んで、納得した!マーク・トウェインの企み、想定外過ぎました。2012/01/19
momolapeche
0
小学生の頃に。
ロッタ
0
長かったー。でも最後まで読めて良かった! 後半トムソーヤーが登場したのにはビックリ。全て仕切ってしまって、ハックのお株を取られたようでちょっと嫌な感じだったけど、最終章まで読んでみたらこれはユーモア満載の冒険物語だったのかも、と思えて勝手に納得。 ハックに愛情が湧いてきました。 でも、今時の子ども達は読むかな~? といって、簡易訳やアニメを薦めるのももったいない。 ちょっと難しいけど、読んでほしいなぁ。2021/06/23
ばーばら
0
時代がかった口調の文体が、なかなか読みづらいものがあり、読破するのにかなりエネルギーがいった。冒険そのものは、展開が早く面白いのだけど、翻訳の文体がちょっと。。ハックが熟慮の末選ぶ方向が興味深かった。教育的・宗教的?でない、作者の視点が面白い。挿絵が素晴らしい。トムが登場してから、モードが変わる。2020/10/04