世界傑作童話シリーズ
吸血鬼の花よめ―ブルガリアの昔話

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  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834013665
  • NDC分類 K388
  • Cコード C8098

出版社内容情報

バルカン半島に位置するブルガリアは、古くからヨーロッパとアジアの掛け橋になってきました。そのブルガリアに伝わる東洋文化の影響を色濃く受けた昔話を十二篇集めた、日本で最初のブルガリア昔話集です。
日本図書館協会選定、全国学校図書館協議会選定、中央児童福祉選定推薦、’96年第33回日本翻訳文化賞

小学中級から

内容説明

小学校中級から。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

58
表題作を目当てに読んだけれど、他の作品も面白かった。イギリスやドイツ、ロシアなど馴染み深い昔話の系統とは少し違っていて、あまり教訓めいていないのがいい。ムクドリの話なんて、え?それでいいの?と当惑するような結末。一番お気に入りはカメのお嫁さんの話。登場する生きものもひと味違って新鮮。2022/08/02

帽子を編みます

15
『ソフィアの白いばら』の作者は、ブルガリア語(スラブ語含む)の翻訳者になりました。怖い話は苦手なので題名にしり込みしましたが、大丈夫でした。どこかで聞いたことがある設定で始まり、あらあら、えー!で終わるもの。素朴な話、嫁選び、婿選びの話、金の髪、リンゴ、月、日本の話と似たもの。昔話の世界に浸れます。挿し絵もブルガリアの衣装、景色がわかるもので理解の助けになります。遠い国ブルガリア、訳者の留学の日々が頭に浮かび、感慨深いものがあります。訳者の本、今度は素敵な絵本を読んでみようと思いました。2020/07/15

行加

15
ブルガリアは、ヨーグルトしか思い浮かばない私ですが、何処かで読んだようなお話もあって、面白かったです!!(*´∀`*) 「吸血鬼」の定義も独特でしたが、「コープスブライド」みたいで興味深かったです。………それにしても、継子いじめの話は、他国のは継子が幸せになるのに、追われて月になるのは………なんだか遣る瀬無いですね…(´•ω•`) 後、高森さんの挿絵がイメージに合って素敵ですv2016/12/30

文吾

11
★★★★/図書館本。民話で吸血鬼は初めてだったので読んでみた。ブルガリアの昔話。少々インパクトに欠けるものの、楽しく読了。表題作は元々吸血鬼ではなく、結婚の約束をした直後に魔物に襲われ吸血鬼になってしまった青年の話でした。恋人を助けようとする必死な乙女の姿がハーレクインのヒストリカルぽくて良かった。2016/03/01

absinthe@読み聞かせメーター

7
小3の娘。ひとりよみ。ぱぱー、このくらいの本もう一日で読める~。感想は?女の人が勇気を出せて凄いと思った。変わった女の人を男の人が受け止めてあげてよかった。2019/07/31

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