出版社内容情報
月にミルクがあると聞いたかあさんねこが、子ねこたちのためにミルクを手に入れようと、ぶたとおんどりと子うしと一緒に月を追いかけます。でも、月はなかなかつかまりません……。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
読んであげるなら4才から。じぶんで読むなら小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
138
この絵本はまたコミカルな感じの絵ですね。クレヨンか色鉛筆の感じで目に優しい感じがします。母さん猫が月を追いかけて最後は牛のミルクを手に入れて、ということで若干自然の摂理とは違うような感じですが楽しめました。あきらめない、ということなのでしょう。2016/05/04
ぶち
94
このお話は、スウェーデンの児童雑誌にクリスマスの時季に発表されたものです。以来、スウェーデンの子どもたちに親しまれているそうです。子猫たちのために、ミルクを求めて月に向かうお母さん猫のお話しです。いろんな動物たちと一緒に月を追いかけます。でも、月はなかなかつかまりません。みんな月にいくのを諦めて帰ってしまいます。でもお母さん猫だけは諦めませんでした。ラストには素敵な展開が待っていて、さすがお母さん猫と、感心しちゃいました。2019/07/24
mocha
78
〈お月さま本〉スウェーデン。牧歌的な絵がとても好き。跳びはねていく子牛や、ミルクを飲む子ねこがほんとうにかわいらしい。月の模様を〈ミルクの桶を持つおじいさんとおばあさん〉と見るのが面白い。稲作の日本では餅つき、酪農国ではミルク。お国柄だなあ。2020/09/29
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
72
母はたくましい♪ 4ひきのこどもを育てているかあさんねこは悩んでいました。栄養たっぷりのミルクを出してくれていた農家の雌牛の乳が出なくなってしまったのです。空を見上げると、月に住んでいるおじいさんとおばあさんがミルクを運んでいます。「月に行けばいいんだ♪」。月に向かって走る走る走る。手を伸ばせば……もう少し……。「逃げてもダメよ、あたしはしんぼうすることを知ってるんだから」。子どものために奮闘するかわいいスウェーデンの絵本。1996年2月初版。オリジナルは1908年出版とのことです。2015/07/25
Natsuki
56
月の模様に何を見いだすか。日本ではうさぎの餅つき🐰スウェーデンではこんな風に見えるのか~お国柄ですね💡こねこたちのために『月へミルクをとりにいったねこ』のお話😺ファンタジーな展開かと思いきや、意外とリアルなところもあって、そこがいい塩梅🎵「しんぼうづよく 月をおいかけ」た「かあさんねこ」のあきらめない姿が素敵です😊2019/10/07