ミシェル・フーコー、経験としての哲学―方法と主体の問いをめぐって

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ミシェル・フーコー、経験としての哲学―方法と主体の問いをめぐって

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  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588150852
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

あらゆる経験的な価値を自明なものとせず、その自明性を歴史的な生成過程のうちに置き直すフーコー。「権力」「狂気」「性」の系譜を洗い出しながら、その意味を鍛え直し、変容させ、新たな概念を立ち上げ、分析の領域を拓き、哲学的思考の新たな様態を導入する。主体、統治、真理、歴史、考古学から系譜学へ。フーコーの思考の変動を動態的に描き出し、その《哲学》とともに新たなフーコーを誕生させる。

内容説明

あらゆる経験的な価値を自明なものとせず、その自明性を歴史的な生成過程のうちに置き直すフーコー。「権力」「狂気」「性」の系譜を洗い出しながら、その意味を鍛え直し、変容させ、新たな概念を立ち上げ、分析の領域を拓き、哲学的思考の新たな様態を導入する。主体、統治、真理、歴史、考古学から系譜学へ。フーコーの思考の変動を動態的に描き出し、その“哲学”とともに新たなフーコーを誕生させる。

目次

序論
第1部 知の考古学に向けて―一九五四‐一九六六年(出発点―心理学の時代;一九六一年―『狂気と非理性』と人間学批判;考古学という方法とその問題)
第2部 転換点と断絶―一九六六‐一九六九年(『言葉と物』―考古学の限界点;新たな方法に向かって;『知の考古学』とその方法)
第3部 系譜学の時代―一九七〇年以後(系譜学の導入;研究の様態としての系譜学;主体と主体性)
結論

著者等紹介

阿部崇[アベタカシ]
1974年愛媛県生まれ。専門領域はフランス現代思想、フランス文学。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。パリ第10大学哲学学部DEA課程(哲学史と認識の哲学)修了。パリ第10大学哲学学部博士課程(人文科学・哲学専攻)修了。哲学博士。青山学院大学文学部フランス文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mealla0v0

3
フーコーの方法論についての研究。2006年にフランスの大学院に提出された博論の日本語訳とのことだが、古さは感じられない。こういった堅実な基礎研究は、「フーコーを使う」という立場の読み手にはありがたい。特に系譜学という方法論の検討は実におもしろい。主体への問いが晩年集中的に論じられるが、その過程でカントの啓蒙が評価されていく。これを自己との関係における主体化として捉えているという指摘は大きい。2020/06/14

すーさん

3
ほとんど何もわからなかった。自分の阿呆さがよくわかった?2020/01/27

Bevel

1
出発点にあるのは、精神疾患を二つの場(主観性の世界と社会的文化的諸条件)の葛藤によって定義すること。 『狂気の歴史』ではこの定義がカントに由来する歴史的アプリオリの変遷として記述される。他方で、弁証法による自己成就としての死の夢の議論は、近代の「見えるもの」と「見えないもの」の体制における二つの場双方の過剰に結びつく(文学と科学)。そして諸言説分析と統一を扱う考古学から、言説への批判とその条件としての権力(=生政治)を問う系譜学へ向かい、抵抗を可能にする自己の技術による主体化に帰るとまとめてみた。2022/05/17

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