出版社内容情報
著者自らの生い立ちや、さまざまな人びととの交流、そして子どもの姿を見つめつづけてきた体験を通して、絵本のすばらしさを綴った、心暖まる待望のエッセイ集です。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>---
内容説明
「ぐりとぐら」の作者が語る!子どもと読んだ絵本101冊。
目次
面白いから好き
いっしょがうれしい
祖父の家
ふるさとの匂い
おしゃれはすばらしい
あいさつ
蛙の合唱
お地蔵さまの贈り物
マザーグースってだれ?
やさしい歯医者さん〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
56
「ぐりとぐら」の作者が綴ったエッセイ。左ページに絵本の一コマ。右ページに中川さんの、絵本や子育てなどの暖かい目線での話が書かれている。疎開した祖父母の故郷・札幌の思い出や、かつて保母だった経験が読ませる。紹介された101冊の絵本は、どれも一度は読んでみたくなる。(「てぶくろ」や「かばくん」、「せんたくかあちゃん」「じぶた」などは既読です)。いきなりトトロのページが! そうなんです。あの「さんぽ」の作詞者は中川さんでした。映画からひと世代すぎた今も、トトロや「さんぽ」の人気はすごい。2021/01/27
majsan
27
あの「ぐりとぐら」で有名な中川李枝子さんの絵本にまつわるエッセイ集。101冊もの絵本が、著者の体験を交えて紹介されています。絵本も「ぐりとぐら」シリーズも大好きな私には、お宝の1冊。著者は保育士もされていたので、可愛らしくて面白い子供達の描写にはつい、顔をほころばせてしまいます。やはり、子供に読み聞かせをするような絵本には色々な思い出がつきものなんですね。「絵本の主人公に思いがけない所で出会う」「絵本のおかげで、いろいろなものにも目がとまって勝手に嬉しくなる」全く同感です!2013/12/02
sui
14
中川李枝子さんが101冊の絵本を紹介しています。その中から語られる保育園のエピソード、李枝子さんの子供への思い。そしてあとがきにある、中川宗弥さんの言葉にじーんと胸が熱くなりました。この言葉はこれからの絵本選びの時に胸に留めておきたいです。石井桃子さん始め、彼らがいて、素晴らしい絵本を作り、子供にとっての絵本の大切さを伝えてくれていなかったら、日本の絵本はつまらなく、浅~いものになっていただろうと思いました。それにしても、これだけの数の絵本を掲載できた中川李枝子さんの力はすごい!2016/06/19
りるふぃー
8
読み落としてきたたくさんの名作絵本に出逢えた。さっそく借りてこなきゃ!大人になってからでも楽しめるかな? 中川李枝子さんの息子さんが小さい頃、「もう人間の頭脳じゃだめだ、どうぶつ会議をやってくれないかなあ」と言ったという。欲渦巻く世界。ほんとにそんな気がする今日この頃。2021/09/11
tellme0112
5
もう一度読みたくなる2016/02/21