出版社内容情報
数を覚えたこやぎはうれしくて、「ぼくはひとつ、きみでふたつ」と子牛や馬を数えます。「かぞえたな!」数えられた動物たちは、おこってこやぎを追いかけてきます。楽しい数のお話です。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
67
数を数えることのできる子ヤギが牧場に住む他の動物たちに追いかけ回される話。数を数えることの意味が分からない他の動物たちが中傷されたと勘違いして子ヤギを追いかけるわけだが、繰り返し繰り返しそのやり取りが続くので滑稽で面白い。数を数える特技を活かして子ヤギが意外な役割を与えられるという終わる方も良かった。2020/02/08
翔(かける)
28
三越でやっていた林明子展で存在を知り、手に取りました。1から10まで数えるシンプルなお話なんだけど、林明子さんの可愛らしい絵も手伝って、くすっと笑えるお話になっています。デッサンを何度も描いてから仕事に取りかかる林さんだからこそ、動物たちがコミカルに生き生きと動いて見えるんだろうな。林明子さん、大好きです。2018/10/21
sofia
26
林明子さんの描くすべての絵に人の顔など秘密の絵が隠されているのだって。ということで再読。でもわかるところとわからないところがある。2017/05/18
sofia
24
数を数えられたら怒るんだもの笑2017/04/27
みーなんきー
21
子ヤギが周りの動物たちを勝手に数えては、叱られて、その度に動物の数が増えていく、という単純なお話。けれど、毎回ぼくでひとつ、こうしでふたつ、かあさんうしでみっつ…と繰り返すので、数を覚えたての子供は繰り返しを喜んで真似するだろう。おそらく子供さんには人気の本。2019/05/06