出版社内容情報
ミリー・モリー・マンデーは、短い髪、短い足に、短い服を着たげんきな女の子。イギリスの、古き良き時代の田舎を舞台に語られる、ユーモアあふれる幼年童話の古典です。全12編。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
草葺き屋根の白いお家に住む小さな女の子ミリー・モリー・マンデーのおはなし12編。古き良き長閑な田園風景を思わせる、牧歌的な環境が素敵!お母さんに内緒でプレゼントにポットカバーを作ってあげたり、おままごとのティーセットを小川で洗ったり、子どもたちだけでキャンプや留守番をしたり、憧れのお店やさんになったり、ハリネズミの赤ちゃんを育てたり…彼女を取り巻く家族や隣人、友人たちも温かく愛情に溢れていて、どのおはなしも読んでいてほっこりさせられます。おつかいの話なんかはストーリーテリングで盛り上がりそう!低・中向け。2021/06/03
杏子
23
ミリー・モリー・マンデーの12編のお話。心地よくて、あったかいものであふれている。おとうさんとおかあさんとおじいちゃんとおばあちゃんとおじさんとおばさん、そしてなかよしのともだちのスーザンにビリーにジリーに村の人びと…ミリー・モリー・マンデー、とみんながリズムよく呼びかけるところが好き。草ぶき屋根の白い小さな家に住んでいる人びとがそれぞれの仕事をしている様子が好き。何でもないものがかけがえのない宝物のように、毎日のくらしが何物にも変えられないものになっていくところが。この物語のすべてが愛おしくなってくる。2015/01/18
pocco@灯れ松明の火
15
図書館(講座):表紙画中央は、ミリ-モリ-マンデ-という名の女の子。周りは同居人のお祖父さんとお祖母さん、おとうさんとおかあさん、おじさんとおばさん。友達のビリー・ジリー・スーザンも楽しい毎日に参加。この子が楽しい日々の出来事で、大人に穏やかに見守れつつ育つ姿が心地よい。大人は大人らしく、じっくりしっかり見守る姿勢が欲しいな・と大人目線で読んだ。2011/09/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
読書会【テーマ 伝えていきたい子どもの本】 おすすめリスト (朝読書低学年) 12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。『ミリー・モリー・マンデーおつかいにいく』【中学年向き】 『司書と先生がつくる学校図書館』より3年生向け。2014/04/15
エディン
11
ミリー・モリー・マンデーと繰り返される響きがかわいい。もちろん、お話も絵もかわいい。お使いに行ったり、ちいさな食器を持って、小さなハイキング。クリスマスのキャロリング。子どもの頃のゆったりした時間の流れや、小さなことへの心のドキドキ感を、ミリー・モリー・マンデーが思い出させてくれます。特に気に入ったのは、お店番。小さいミリーがキャンディーを出してきたり、布を切ったり、何をしてもかわいいミリー・モリー・マンデーです。2018/06/24