出版社内容情報
昔の人が見たふしぎな夢、今の子どもたちが見たおかしな夢を紹介しながら、眠りと夢が人間にとってどんなに大切な意味をもつかを明らかにする。ユニークな“子どものための哲学の本”。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
子どもたちが見る夢を大切にしてください。たのしい夢にしても、こわい夢にしても、その中で子どもたちはいっしょうけんめいに生きたのですから。1988年度カタロニア賞受賞。小学中級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
これは夢という概念・現象について説明されています。ただこのような本で説明するのには若干物足りなさが残る気がします。「夢のつぼ」という概念で説明されているのはなかなかのものだと思います。昔から夢を見たのでしょうからいろいろな話などに出てきますね。シリーズで何冊かで説明されたほうがいいのではと思いました。2017/03/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
「夢ってなぜ見るの?」「夢ってなんだろう?」と疑問に答えてくれます。よみ聞かせにはちょっと長いかな?動物だって夢を見る、と思っていましたが、ワニやカエル、ヘビなどは見ないそうです。2019/04/15
HoneyBear
5
睡眠中に、眼球がきょろきょろして脳が活発に活動している状態(レム睡眠)と深い眠りの状態が繰り返されることを子供向けに解説している。レム睡眠は哺乳動物全般に見られるそうだ。レム睡眠中には色々なことを考えたり思い描いたりしているが全てを思い出すことは無い。毎晩(知らないうちに)いろいろな物語、芸術作品、学術論文、新技術、新商品などの着想を得ているのかも知れないと思うと少し残念ではある。ただ科学的な解説の中に荘氏の「胡蝶の夢」の説話が混じったりしていて、少し狐につままれた感も。結局「夢ってなんだろう」?2014/02/14
まはもめっさ
5
テーマがテーマだけに、結局不思議が残ったままになった。読み物としては面白いので、続編を期待したいものですね。2012/05/20
こふみ
4
読み聞かせ候補。 我が家の8才男子は途中で飽きてしまったうえに、「絵がキモい」そうです。 高学年向きかな?2018/03/27