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福音館文庫
語りつぐ人びと・アフリカの民話

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834006414
  • NDC分類 K388
  • Cコード C8239

出版社内容情報

アフリカの多様な文化を伝える37編の民話と、その語り手や採集者のエッセイで、語りつがれる状況を伝えるユニークな民話集。(F-9)

<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>中学生から

内容説明

満天の星降る夜、遠くハイエナの嗤う声が響くなか、男たちは昔語りに耳をすます…。民話の宝庫・アフリカの各地からフィールド・ワーカーたちが大切に持ち帰ったお話を、それぞれの体験談や、人々のエッセイを交えて収録。民話の面白さを、その語りの場の息吹と共に伝えるユニークな民話集です。

著者等紹介

江口一久[エグチカズヒサ]
1942年生まれ。国立民族学博物館教授。1967年来今日にいたるまで毎年西アフリカをおとずれ、北カメルーンを中心に、口承文芸、民俗学のフィールド・ワークに従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のん@絵本童話専門

2
アフリカの民話集ですが、収集研究に寄った資料集的な本だと思います。7つの地域の民族を取り上げています。ペルシャやアラビア色の強いもの、サバンナの野生動物が出てくるもの、農耕牧畜の生活が反映されたものといった違いは感じます。アフリカは広大で、気候も違えば文化も違う、全てをアフリカの昔話として一つにまとめてしまうのは乱暴だと思います。しかし↑の3分類以上の見分けがあまりつかないというのが素人の正直な感想です。資料集的意味合いが強く、面白い昔話に出会うことのみを求めているなら、この本ではないかなっと思います。2024/02/05

ほんよむしばいぬ

2
イラク・キクユ・フルベ・スワヒリ・ハウサ・ベルベル・マサイの人々の民話、民族についての解説、またそれを収集した人の体験談などがおさめられている。 大切に口で伝えられてきた民話。だが、収集者に(民話を聞けたのは)「あなたが永遠にぼくたちのなかまになることがない、全くの異邦人だからということを、いつまでも覚えていてもらいたい。」と言って語ってくれた語り手。 この本の初版が30年以上前。そこから途絶えた民話・習慣なども数多いだろう。2013/02/06

なすのよいち

1
アフリカ各地の部族の民話と、フィールドワーカー達の体験記が詰まってて面白かった、それぞれ別個で本が出てたら読むのだけど。動物に対する目線が全く違くて新鮮、民話には国それぞれの価値観や歴史、交流、物資、色んなものが散りばめられていているんだなと思う。2018/12/17

舟江

1
もう少し骨太の内容を期待したが、既に大手(?)の宗教が入り込んでいるせいか、洗練された内容になっていた。2018/06/15

1
口伝だからこそ、失われない熱や風土は物語にも存在すると思います。決してアフリカの細かな地域性に詳しくはありませんが、民族毎に異なる空気を感じられるのは、そうして仲間内で肌感覚を失わずに伝える話だったからでしょうか。魅力的。2017/05/02

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