出版社内容情報
今回はスペインの旅です。大きな町の賑わいや田舎の村ののどかなたたずまい、人々の暮らし、祭り、闘牛などが、克明に描かれています。遊び心いっぱいの隠し絵もたっぷり。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町に生まれる。東京在住。1974年、『ABCの本』(福音館書店)、『きりがみ桃太郎』(岩崎美術社)で芸術選奨文部大臣新人賞。他に、国際アンデルセン賞をはじめ、国内外の数多くの賞を受賞。2001年、津和野に安野光雅美術館が落成
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
328
Ⅴはスペイン篇。ここまで来ると、隠し絵もぐっと少なくなる。もっとも、スペインには何の関係もないブレーメンの音楽隊のメンバーがいたり、白雪姫と7人の小人たちがさりげなく紛れ込んだりはしているけれど。スペインは各地方ごとの魅力に富んだ町がいっぱい。ここでも、メルクマールとなるような建物や物語が描かれている。私に同定できるのは、トレド、カダケス、バルセロナ、パンプローナ、ラ・マンチャ、ロンダ、セヴィリア、セゴヴィアといったところ。いずれもスペインらしい風情に溢れている。2023/08/01
KAZOO
139
旅の絵本の5冊目はスペインです。かなりきめ細かさが際立ってきている気がします。私は最初にイタリアと間違えてしまいましたが、様々な隠し絵でわかってきました。が、すべてを見つけ出しているかというとかなり見過ごしがあるのかもしれません。まあじっくりと楽しみました。2016/04/30
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
99
『旅の絵本』シリーズ第5作。舞台はスペイン。レンガ色の風景に国旗の赤とオレンジのストライプが映える。表紙は古都取れど。ピカソ、ミロなどのアーティスト、ドン・キホーテやカルメンなど物語の主人公が隠れている。ある程度知識がなければ見つけ出すのは難しい。諦めて、壮麗な建築や美しい街並みを眺めた。2003年9月初版。2016/04/17
アキ
88
スペイン編。表紙の街並みは世界遺産トレド。冒頭の海はカダケスから見た地中海。最後のページはコロンブスの船でしょうか。途中、バルセロナのサグラダファミリアやパンプローナの牛追い祭り、ドン・キホーテの風車への突進、グラナダのアルハンブラ宮殿、プラダ美術館の裸のマハ、マラガの闘牛、セビーリャの聖母マリアの巡礼、アンダルシア・ロンダの白い家とフラメンコ、ゼコビアの水道橋はわかりましたが、他に見つけてないものもたくさんありそうです。それにしても細かい絵ですね。スペイン全土をかなり車で巡ったのでしょうね。2024/09/16
旅するランナー
69
スペイン的なものが色々描き込まれた絵本。ワクワクしながらペーシをめくります。オレっ!2019/05/19