出版社内容情報
ピカソの絵はヘンな絵ばっかり。どこがおもしろいの? 3人の子どもたちが美術館の謎解き館長に疑問をぶつけますが…。現代アートの巨人ピカソのひみつをやさしく解き明かします。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
美術としたしむ、はじめの一歩。ピカソってほんとうに天才?どうしてもっとうまい絵じゃないの?ここにその答えがあります。現代アートをおいしく食べる本。読んであげるなら5・6才から、じぶんで読むなら小学校初級から。
著者等紹介
古山浩一[フルヤマコウイチ]
1955年東京生まれ。美術家。上野の森美術館大賞展・佳作賞を2回受賞。91年、日仏現代美術展・大賞。94年、日仏現代美術展・エコールナショナルシュペリオール デ ボザール賞第一席。子どもたちからおとなまでを対象にして、ひろく美術作品の創作や鑑賞の指導にも携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FOTD
23
動物病院の待合室にあった本。途中まで読んで「この本は以前読んだような気がする」と思ったら、やはり読んでいた。 「絵はリラックスして楽しむのが良い」という著者の主張がよくわかる絵本。「絵は理解して見なければいけない」という鑑賞方法は不自然だ。絵は楽しもう。2025/07/05
みさどん
18
独特な絵だけれど天才、ピカソは実はとても絵がうまいのです。それを知らない子どもにわかりやすく教えてくれる本。光の具合が考えられている絵の解説や貼り絵的なものも作っていたところなど、知らないこともたくさんありました。書いてないけれど、ピカソは女性に大モテだったのですよね。普通の大人にはこれで十分勉強になりました。2016/05/03
Cinejazz
15
パブロ・ピカソ(1881-1973)は、どうしてあんな「出鱈目にみえる絵」を描いたの? 本当は、下手なんじゃない?・・・ピカソは画家の父から明暗法という手法で「本物そっくりに見える上手い絵」を教わって描いていた。目に見えるものを、一生懸命描くだけでは満足できなくなったピカソは、ある時、アフリカの人が造ったお面と出会う。お面は、目も鼻も口も、好きな形に彫ってあって、上手い絵を描くときの約束事なんか、おかまいなし。だけど生命力に溢れ、元気がいいと思ったピカソであった・・・。 2024/04/19
FOTD
14
子供向けの本だが、大人が読んでも勉強になる。技術的なことも含め、いくつかの見方を教えてくれる。2021/01/07
山田太郎
11
おもしろいけど、娘には難しい。2012/01/04
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