出版社内容情報
◆カエルの王さま◆オオカミと七ひきの子ヤギ◆ヘンゼルとグレーテル◆灰かぶり◆ブレーメンの音楽隊◆漁師とおかみさんの話◆ネズの木の話他全35話。総ルビ。カラーさし絵33頁。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼんくら
8
ホフマン絵、大塚勇三再話。35話。グリム童話出版200年にあわせて再読。「カエルの王さま」「オオカミと七ひきの子ヤギ」「ヘンゼルとグレーテル」「灰かぶり」「七羽のカラス」「ブレーメンの音楽隊」など。子どもの頃から「兄さんと妹」が好きでしたが、後半部分は知りませんでした。子どもたちは「忠義なヨハネス」が好き。アンデルセンの「野の白鳥」と「六羽の白鳥」はよく似ています。怖いお話「ネズの木の話」も入っています。2012/11/21
のん@絵本童話専門
2
グリム童話集というとこぐま社の子どもに語るシリーズと、こちらが私の頭の中にはありました。フェリクス・ホフマン編・画、大塚勇三さん訳。こぐま社のに、日本語の表現の仕方は違っていますが、大まかな話の筋がとても似ている印象です。訳す前の大元のグリム童話が一緒だったのかなあ、と。(版を重ねるごとに、グリム兄弟はどんどんデフォルメされていったと、小澤俊夫さんの著書に書かれていたと思います。小澤さんは第二版を好んで訳したはずです、まだ研究が浅くてすみませんが)フェリクスホフマンといえばグリム童話!美しい挿絵です。2021/04/08
ヒラP@ehon.gohon
0
フェリクス・ホフマン編で、挿絵もホフマンが行っています。 読んでみると圧巻です。 グリム童話は子どものためだけの童話でないことも感じます。 多少大人の世界的な内容は子供向けにマイルドにしているくせに、不気味さについては手を下せないのかどぎついお話が所々に現われます。 残酷さ、冷たさもどこか魔力をもって描かれています。 「本当は怖い……」とか「大人のための……」とかいった本もあって、大人のファンが多い原因かもしれないですね。 なんとなく、手元に置いておきたい文庫版。 大人向けにも子供向けにも読めます。 2012/02/15
ひるお
0
保育園児の頃からの愛読書。容赦なくダークで残酷なところがいい。