内容説明
ネコのごんごんは、年寄りネコのちょんから、扉の開け方、木の下り方などを教えてもらう。「何ごとも自分で覚えるが肝心、わかったか」と、ちょんがいいます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
71
賑やかで生命感あふれる絵が印象的。小さな捨て猫ごんごん が一軒の家で出会った老猫ちょん。好奇心旺盛なごんごんは色々失敗をしながらも「何事も自分で覚えるのが肝心」というちょんの教えに従いすくすく成長していく。やがて…。良き導き手に出会えることは嬉しいことだ。表紙のごんごんとちょんの幸せそうな様子は見てるだけで和む。2022/06/19
p.ntsk
50
一匹の迷い猫が面倒見のいい先住猫の教えに倣って家猫になるお話。経験そこが学びそして出会いの大切さは猫の世界も同じですね。ひと昔前の日本の風景のような絵も味がありました。 2019/03/05
ヒラP@ehon.gohon
36
捨て猫のごんごんが家猫になって、成長していくお話です。 めんどうを見てくれた老猫ちょんの教えと口癖が印象的です。 背景にある風景がが、とても気になりました。 昔の農家のようですが、羅漢さんが並んでいたり、蚊帳があったり、いまではあまり見かけない物が、郷愁を誘います。 全て今の子どもたちには説明が必要ですね。2021/08/23
鴨ミール
34
この絵本の絵は原画がみたいところですね。昔ばかしのように繰り返しの言葉が効いています。2023/02/09
たまきら
34
老猫と子猫の素敵なお話です。自分はどんな年寄りになれるだろう?と、人の世界に重ねたくなるお話です。こんな賢い猫たちに囲まれているおばちゃんがうらやましいな。2021/08/29