出版社内容情報
むかしから人びとの心をひきつけてきた、かなしい愛の物語、七夕説話を、中国の話をもとにして、初山滋の幻想的な絵でおとどけします。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
63
織姫と彦星のお話って、こんな内容だっけ?と不思議に思って読んでいたら、どうやらこの物語は中国の「牽牛織女伝説」が元になっているみたいですね。飼っている牛が予言をしたり、空(宙)まで織姫に会いに行ったり、壮大な物語が、幻想的な絵とともに語られます。よく考えるとすごく残酷な描写もあるのに、絵のキレイさがそれを感じさせないんでしょうね。日本ではこのお話で聞いたことがないから、あまり浸透していないのかなぁ。2012/07/07
☆よいこ
62
初山滋さんの絵が素晴らしい絵本。七夕物語。▽天の川の東に天女がいて、西の人間の世界に牛飼いがいた。牛の意見を聞いて牛飼いは天女の羽衣を隠し、女房にする。ふたりの子供が生まれるが、王母が怒って天女を連れ帰る。牛飼いは天女を取り戻そうと子供たちと天の川に行くが、天の川は高い空のかなたに引き上げられてしまった。牛の助けで空に向かうが…。かささぎのかける橋を渡ってふたりは出会う。▽すこしアレンジがあるように思うけど、美しい七夕の物語。星空を見上げたくなる。2020/07/08
gtn
41
不本意ながら、織姫も牛飼いも西王母に従わざる得なかったところが儒教臭い。2022/08/08
みつばちい
34
息子たちに寝る時に読んだ。長男が「知ってる話と少し違う」と言っていた。この話では二人子どもが生まれていたり、ひしゃくで天の川の水をくみすてたりするので、その辺が違うよう。何度読んでも絵が綺麗、文字の配し方がすてき。2020/07/06
二条ママ
34
4歳2ヶ月。幼稚園定期購読。月刊誌はいつも季節を感じさせてくれる。今月号が届いて、もう7月か。お店に行ったら、もうたなばた飾り用の折り紙とかが置いてあった。娘と一緒に作ろう。絵は美しい。字の並び方も面白い。2015/06/18