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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
242
加古里子・作。家に必要なものはなんだろうか?と、順々に足してゆく。屋根、次は壁、そして出入り口…というように。とうとう最後には、何不自由ない快適なお家が。加古里子の経歴と得意技を活かした絵本。絵は、いたってシンプル。それこそ、ほとんど必要最小限のものしか描かれていない。実際に子どもたちを前に、こんな風に問いかけると、おそらくはこれほど整然とした順序では答えが出てこないだろう。真っ先には、ドアだったり、トイレだったりするかもしれない。読み聞かせなら、読み手の力量と度量も必要か。2025/09/28
♪みどりpiyopiyo♪
63
家がなくても平気? 雨の日は濡れてしまい、お天気の日は太陽に照りつけられて困ります。そこで、屋根をつけました。でも、風の日には…? ■物事の、人生の、そして社会の本質に迫る絵本を読みました。加古里子さんは「家」の話を屋根や壁から始めます。どんな家でもあなたの家は立派に「家」である、と保証してくれるかの様に。■災害や戦禍、DVや貧困、人が住まいに困る事態は誰の人生にも起こり得ます。家賃に生活を圧迫されながら生きている人も少なくないでしょう。国の住宅施策の貧弱さを強く意識する読書時間でした(1969年)(→続2019/10/03
kaizen@名古屋de朝活読書会
61
あめとたいようをふせぐため,やね。かぜをさえぎるのに,かべ。出入り口と戸締まり。むしをふせぐために,ゆか。外の様子を見るのに窓。たべたり,おしっこ,からだをあらう。台所、便所、風呂。いえは,おおきなくらしのどうぐ。技術士が書いた考え方がしっかりした本。2013/09/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
【学校図書館】考えてた事もなかったけれど、家の屋根、壁などの機能なんて当たり前すぎて考えた事なんてありませんでした。こうやって、周りの当たり前のものに目を向けられるかこさんってすごいなぁと思いました。2019/02/08
momogaga
48
【大人こそ絵本を】この本は名作です。加古さんの文章は分かりやすく頭に残る。来月は新しい家(アパートメント)で快適に住める工夫をしなくては。2018/07/25