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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
62
家がなくても平気? 雨の日は濡れてしまい、お天気の日は太陽に照りつけられて困ります。そこで、屋根をつけました。でも、風の日には…? ■物事の、人生の、そして社会の本質に迫る絵本を読みました。加古里子さんは「家」の話を屋根や壁から始めます。どんな家でもあなたの家は立派に「家」である、と保証してくれるかの様に。■災害や戦禍、DVや貧困、人が住まいに困る事態は誰の人生にも起こり得ます。家賃に生活を圧迫されながら生きている人も少なくないでしょう。国の住宅施策の貧弱さを強く意識する読書時間でした(1969年)(→続2019/10/03
kaizen@名古屋de朝活読書会
60
あめとたいようをふせぐため,やね。かぜをさえぎるのに,かべ。出入り口と戸締まり。むしをふせぐために,ゆか。外の様子を見るのに窓。たべたり,おしっこ,からだをあらう。台所、便所、風呂。いえは,おおきなくらしのどうぐ。技術士が書いた考え方がしっかりした本。2013/09/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
50
【学校図書館】考えてた事もなかったけれど、家の屋根、壁などの機能なんて当たり前すぎて考えた事なんてありませんでした。こうやって、周りの当たり前のものに目を向けられるかこさんってすごいなぁと思いました。2019/02/08
momogaga
48
【大人こそ絵本を】この本は名作です。加古さんの文章は分かりやすく頭に残る。来月は新しい家(アパートメント)で快適に住める工夫をしなくては。2018/07/25
chiaki
43
学校再開の目処の立たない中、初の登校日を迎えた小1の娘が、この一冊を持って帰ってきました。密になりがちな学校図書館には入れない代わりに、児童に一冊ずつ配ってくれたとか!粋な計らいに感謝です。生きてゆく上で欠かせないもののひとつ、家。多くを語らなくとも、その家の持つ役割に大人も思わずハッとさせられるような加古さんの優しい文章と挿絵。家とは、「大きな暮らしの道具であり、暮らすのに便利な道具の集まり」…この言葉が印象的でした。毎日読み聞かせ中です。2020/05/20