内容説明
「勿体ない、勿体ない、勿体ない…」の御経を唱える大日本どケチ教。その教祖であり、大阪三ケチの一人として名を馳せる吉本晴彦氏。「ケチとは経済の知恵である。ケチのどこが悪い」と、日本有数の資産家が伝授するどケチ道の真髄と極意。“金持ち・物持ち・人持ち”になって成功する方法と、停滞する日本経済を活性化させる方策が語り明かされる。
目次
第1回講座 西鶴商法とケチ―ケチとシブチンとは違う(ケチとシブチン;大阪ゆかりの西鶴と近松 ほか)
第2回講座 どケチ精神とは―感謝・勿体ない・大切にする心(祖父から学んだどケチ精神;勿体ないということ ほか)
第3回講座 大日本どケチ教―教義・経典・御経(大日本どケチ教の教義と御経;どケチ教の経典を読む ほか)
第4回講座 ケチの功罪―生き金と死に金(大阪のど根性と浪速商法;こういう人はお金を貯める ほか)
著者等紹介
吉本晴彦[ヨシモトハルヒコ]
1923年、大阪市生まれ。応召、復員を経て’46年、同志社大学経済学部卒業と同時に不動産事業を興し、吉本土地建物(株)社長に就任。その後、(株)大阪マルビルを設立し、社長を経て会長に就任。事業家としての手腕を高く評価される一方、’73年には「大日本どケチ教」を創立し、布教に務めるユニークな経営者として知られる。大阪商工会議所常議員のほか関西経済同友会幹事など歴任。黄綬褒章、大阪府知事表彰など受賞も多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。