出版社内容情報
虎使いとなるため、師とともに人里離れた森の中の寄宿舎で修行を続ける女性達の深遠なる精神の触合いを描いた作品。他短篇4作収録。虎使いとなるため、師とともに人里離れた森の中の寄宿舎で修行を続ける女性達の深遠なる精神の触れ合いを描いた作品。他短篇4作収録。
●飛魂
●盗み読み
●胞子
●裸足の拝観者
●光とゼラチンのライプチッヒ
飛魂
盗み読み
胞子
裸足の拝観者
光とゼラチンのライプチッヒ
著者から読者へ
多和田 葉子[タワダ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
ある朝突然やってくる虎、一生現れないかもしれない虎。古より虎を待ち続ける人は数多く、その道を究めたいと願う。若い女たちは女虎使い・亀鏡の弟子となるため家を捨て森の奥深くにある奇宿学校へと向かうのであった。そしてわたし梨水も入門の承諾を得る手紙を送り…。表題作に「盗み読み」「胞子」「裸足の拝観者」「光とゼラチンのライプチッヒ」の短篇を加えた作品集。
著者等紹介
多和田葉子[タワダヨウコ]
1960・3・23~。小説家、詩人。東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学修士課程修了。1982年よりドイツに住み、日本語・ドイツ語両言語で小説を書く。91年、「かかとを失くして」で群像新人文学賞受賞。93年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。96年、ドイツ語での文学活動に対しシャミッソー文学賞を授与される。2000年、「ヒナギクのお茶の場合」で泉鏡花文学賞を受賞。同年、ドイツの永住権を獲得。また、チューリッヒ大学博士課程修了。03年、「容疑者の夜行列車」で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞受賞。05年、ゲーテ・メダル受賞。09年、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。11年、「尼僧とキューピットの弓」で紫式部文学賞、「雪の練習生」で野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
zirou1984
yumiha
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